ご機嫌な毎日　＜東京見聞録＞

　この７月から担当を引き継いだ取引先さん。

来社されるということで、社長と初顔合わせ。

　と、一緒に若い女性・・・誰？？

「娘です」

　２０歳の彼女は、父親の仕事に興味を持っており、

アメリカに留学中ですが夏休みに帰国しているので、

一緒に取引先をまわり「社会科見学」だそうです。

　はじめてお会いした社長は、とても２０歳の娘さんがいらっしゃると

思えないほど若々しく、快活な方でした。

　そして普通なら　「なんで？？」　と思うようなことも、

しっかりとした表情で同席していた娘さんを見ていたら、

何とも違和感がありませんでした。

　で、せっかくということで、夜に食事へ行きました。

すると、関西人親子のふたりは、しっかり息の合った言葉の応酬で、

まるで漫才のようでした。

　私がよく「吉本みたい」と言われるのはこんな感じだな・・・と思ったり。

　何より素晴らしい親子だったのは、

彼女が１０年間のビジョンをしっかり持っていて、

その中に会社の経営を引き継ぐ！というのがあり、勉強している姿を

しっかり応援している父親の姿。

　一緒にお酒を酌み交わし、好き勝手言い放題だけど、

なんだか恋人同士のようで、羨ましい。

　今日８月３日は、父親の命日。

くしくも彼女と同じ２０歳で父を亡くしたので、

外で一緒にお酒を飲むこともなく、社会人として話をしたことがなく、

それがとても残念なのですが、

何だか今夜は素敵な親子を見れたので、

幸せをもらった気分でした。