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テーマ:ゴスペル(99)
カテゴリ:ゴスペル
少し前に『人前で歌うのは・・・』と書いたのですが、 そんな舌の根が乾かないうちに、人前で歌うことになりました。
老人ホームへの訪問コンサートです。 参加理由は、パートの人数が不足していたので。 こんな感じですが、3月以来で30名程度の人数(私のパートは6名)で 歌うのは本当に久々。
曲目は ・Unity ・Glory Glory Hallelujah 上を向いて歩こう/ふるさと/手のひらに太陽を/見上げてご覧夜の星を 観客であるホームの人々は、 認知症度が高く、ほとんどの方が車いす。 そうでない方もどこか不自由なところを抱えている人ばかり。
リハーサルの段階で数名の方が既にいらしゃったのですが、 私たちが一旦下がると 「毎日こうだったらいいのに・・・」と つぶやいたそうで。 こりゃあ本番がんばらないと。
英語の曲もきっと初めて聴いたかもしれないけれど、 みなさん手拍子をしてくれたり、一緒に歌ってくれたり・・・ その様子で私たちが笑顔にさせてくれます。 日本語の曲では、みなさんを囲むようにして私たちがバラバラになって、 一緒に歌います。 「手のひらを太陽に」では手話を使った振りを、 みなさんと楽しく。 坂本九さんの2曲のときには、多くの人が口ずさんでいて 今まで目を合わせてくれなかった人たちが、 笑顔を向けてくれました。 最後の「ふるさと」は、練習の時も一瞬ぐっときたのですが、 今回は色々なものが込み上げて来て・・・涙があふれそうでした。 ただ、泣いてしまうと歌えなくなるので、 パフォーマーとして出演している手前、ここはそれを笑顔に変えて。
アンコールに 「THANK YOU LORD」 。 簡単な歌詞のおかげで、一緒に歌ってくれる人いて、 本当に会場がひとつになったような気がしました。
確かに寝ている人もいるし、表情が固いままの人もいました。 でも、寝ているくらい気持ちを良くしてくれているし、 奇声を上げたりして暴れたりしない分、 きっと楽しんでくれているんだろうなぁ・・・と。
とても貴重な体験をさせてもらえました。
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