ご機嫌な毎日　＜東京見聞録＞

　長年大切に育ててきた？親知らずを抜歯しました。

先月数年ぶりに歯医者に行って、歯周病の恐れを言われた際、

下の親知らずの抜歯を勧められました。

　ただ私の生え方が、完全に横に歯茎の下にあります。

「半埋没」とかいうらしいですが、街の歯医者さんでは抜けません。

歯の下には骨、その下には神経があり

傷つけると麻痺などが残る可能性もあるからです。

　ということで、御茶ノ水の大学病院を紹介してもらったのが地震の前。

なかなか行くチャンスがなく、１ヶ月後となりました。

　はじめて大学病院での歯科医。

さすがの私も緊張気味で、レントゲン（こんなにならんだレントゲン室もはじめて！）を

撮り、奥過ぎて何度も撮影し（うまく写らず・・・）

ようやく担当の先生と対面。

　私は歯医者さんとの相性があまりよくなく。。。

やわらかい物腰の先生とは特に無理だったんですが、

今回の先生はかなりサバサバ、そして明るい。

「この人なら大丈夫か」という安心感。

　症状の説明を受け、希望するなら別の日に局部麻酔を受けて

手術可能とのことですが、一度決めた心がくじけそうなので

「今日お願いします！」と。

　結果・・・「いやぁ、大変やったね」と４０分近くかかって抜歯。

かなり頑固に抜けるのを嫌がっていたようで、

思いのほか大変だったようですが、無事終了。

　実は最中、『緊急地震速報』が館内に響き　「外来の処置を一旦中止してください」

ということで、ガーゼを噛んで待機。

　その間も先生は「先日も地震の訓練して、けが人出なかったから安心して」

と声掛け、ありがたいものです。

だって、歯茎は切開、歯を砕いている最中でしたから・・・。

　痛みは４８時間内続くそうですが、とりあえず大丈夫。

出血もとまって腫れも少ないかなぁ。

　「なぜか地震後、免疫力が下がってるので気をつけて」

ということなので、気合いを入れてしっかり食事を摂りました。

　２０代より３０代より、４０代で抜歯するのは治りが悪いということ。

そうなんだなぁ。。。と改めて自分の年齢を噛みしめ、

ガーゼを噛みしめ帰宅しました。

　早く御茶ノ水に着いたので、神頼み？！

はじめてニコライ堂へ行きました。美しい教会です。