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今月も出だしがだいぶ遅れてしまいましたが、遅れた分を挽回するためにもここからは気合を入れてゆきたいと思います。
と言う訳で、さっそく批評を始めます。本日の映画は「ホーンテッドマンション」です。 まずはストーリーです。 不動産業を営むジム・エヴァース(エディ・マーフィ)は,仕事中毒で家族サービスもままなりませんでした。それでもなんとか今度の週末には家族旅行に出掛けようと、妻のサラ(マーシャ・トマソン)に約束をするのですが、旅行前日になってエドワード・グレイシー(ナサニエル・パーカー)と言う人物から、「ニューオリンズの富豪が南北戦争以前に立てた壮麗なゴシック風の大豪邸を売却したいから、下見にきて欲しい」との連絡を受け、ジムは人生最大のビジネスチャンスになるかもしれないと意気込んでしまいます。そして翌日、ジム一家は家族旅行の途中で仕方なくその屋敷に立ち寄ることにしたのですが、突然の嵐に見舞われてしまい、不気味な執事に促されるまま、一晩をその屋敷で過ごすこととなり………、と言った感じです。 この映画は「カントリー・ベアーズ」、「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」に引き続き、ディズニーランドの人気アトラクションをモチーフにしたホラー映画で、制作は同名のお化け屋敷「ホーンテッドマンション」に強いインスピレーションを受けたロブ・ミンコフ監督です。 一応アトラクションから生まれた映画ということもあり、それを意識した仕掛けやシーンなどは数多く見られるのですが、特殊効果やCG(コンピーター・グラフィックス)などが当たり前である映画の世界でそれを再現しても、インパクトが薄れるだけで映像的にはあまり意味がありません。 やはりアトラクションにはアトラクションにしか、そして映画には映画にしかできないことがありますので、その部分をもっと強調するべきだったと言えるでしょう。 内容としてはディズニーということもあり、残酷なシーンやグロテスクなものを一切排除したソフトなストーリーとなっており、お子様向けのホラー映画と言った感じがします。ですが、果たして本当に子供がこの程度の映画を見て喜ぶかどうかは疑問です。 とにかくひたすらに特徴がなく、とても印象に残りにくい映画なのです。 いったいディズニーがどのような経営戦略で次々にアトラクションを映画化しているのかは分かりませんが、どうせ作るのなら相乗効果のある映画を作るべきでしょう。これでは思わず共倒れを危惧(きぐ)してしまいそうです。 監督 ロブ・ミンコフ 制作年 2003年 制作国 アメリカ 上映時間 98分 ジャンル コメディ/ホラー/ファミリー 出演 エディ・マーフィ/ジェニファー・ティリー/テレンス・スタンプ/ナサニエル・パーカー/マーシャ・トマソン/ウォーレス・ショーン/ディナ・ウォーターズ/マーク・ジョン・ジェフリーズ/アリー・デイヴィス/ヘザー・ジャーゲンセン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年02月08日 12時39分31秒
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