Cinnaのあれこれ日記

一応、職業柄でもありますが・・・
さすがに、昨今のドル安・円高は無視できません。
ちょっとずらずらーっと書いてみようかと。

日本のニュースでも、Topニュースで結構とりあげているので、
話題になっていますが、ここ最近、急激な「ドル安・円高」になっています。
つまりは、日本円の価値が対アメリカドルに対して、高くなっている。
つい先週金曜日にえっ、１ドルが１００円きった？？って思ったら
なんと週明けの本日は、一気に９５円７７銭まで急騰しました。
９５円台は９５年８月以来で、約１２年７カ月ぶりの円高ドル安の水準だそうです。

今日、銀行行ったら、それはそれは混んでいました。
為替の動向に敏感な人たちが一気に、持っている円のお金をアメリカドルに変えて
アメリカドルの定期預金、単純にアメリカドルのキャッシュを作っていたり。

ただ、この急激なドル安は、ちょっと異常なこと。
もちろん原因は、日本にあるのではなく、アメリカの経済の不安から。
サブプライムローン問題からの発端、それに影響しいくつもの金融機関の債務超過に赤字決算、事実上の破綻・・・・

この金融不安は、日本が９０年代後半にいくつかの金融機関が倒産した時と非常に
似ているって言われています。

そして、金融の世界では
「経済の中心はもうアメリカではなくなってきている」という見方が一般的です。
つまり、今までは、どうしてもアメリカ中心の＝通貨の中心はアメリカドル、という図式が経済界にはあったのですが、今日１日、わずか数時間で３円も下落してしまったこの不安定なドルの値段の動きに見えるように、
世界の「基軸通貨」はもはやアメリカドルではない、ということです。

従って、もちろんこのドル安・円高を見て、アメリカドルに投資をするのは
悪くはないと思いますが、長い目で見たとき、正直アメリカドルを中心に考えるのは、
かなり危険。
もっと安定している通貨（ユーロ、オーストラリア/ニュージーランドドル）などの
為替の状況をみて、じっくり投資をする方が、賢明とも言えたりします。

事実。。。以下、日興コーディアル証券の外貨MMFの利率。（3/11～3/17計算）
USDの利率の低さが何かを物語っています・・

アメリカドル（USD）　　　　2.482%
ユーロ（EUR）　　　 　　　 3.509%
豪ドル（AUD）　　　 　　　6.674%
カナダドル（CAD） 　　　　 3.321%
ニュージーランドドル（NZD）7.884%


でも、旅行行くと、まだまだUSDが使える後進国って多いんですけどね～

この１週間、為替の動向見ていてもおもしろそうです～
でも自分の資産運用はこれまたへたくそなんだな・・・ははは。