**C'est la vie! **

大好きだった「ピアソラ」
しばらく聞いてませんでした。

あの、むせび泣くバンドネオンから離れている日々は・・
ある意味健全なのか・・・？


でも・・
こんな風の強い日には・・
ピアソラのタンゴでも聴きながら
お酒に酔わないと・・
何処か遠い処まで風に吹かれるままに車を走らせてしまいそう・・・


「バンドネオンを持ってない自分はただの酔っぱらい親父」
ピアソラは自分の事そんな風に・・・言いました。

このバンドネオンという楽器はドイツで携帯オルガンとして作られ
アルゼンチンタンゴで使われる以前には、主に教会で使用されていたようです。

教会音楽と言えばバロック音楽。
バッハやヘンデルが有名です。

実は、このバロックの祖バッハこそピアソラ音楽の原点になっているような・・

フーガはある旋律が同じ曲の中で形を変えながら何度も繰り返し登場する形式の事で・・
バッハの「トッカータとフーガ」が代表的ですが・・

この、何度も繰り返し登場する主旋律が非常に印象に残ります。

ピアソラはバンドネオンを通して
タンゴの中にこのフーガを散り入れ、
彼の曲の主旋律は聴く物に非常に強烈な印象を与えます。

そして、その効果を高める物は紛れもなく
バンドネオンの音色なのだと思います。


「ヴェノスアイレスの夏」
なんて聴いて酔ってるるおはなは・・


多分ちょっと不健全な状態かも・・




でも・・・


風よ・・・



アルゼンチンまで私を吹き飛ばして・・・・