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2008.01.21
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カテゴリ:美術館

雪の日.jpg

ここはどこ?私は誰??

 

 

 

雪の日1.jpg




朝起きると銀世界でした。



会社から「今日は来なくていいよ~」って電話在り。





と、言うことで急遽!!


京都高島屋で開催中の「美の壺展」が最終日だったので出掛けてきました

美の壺.jpg


「美の壺」

NHK教育で金曜の22時から放送してる番組で
なかなか見れないのだけど、好きな番組の一つです。

敷居の高い骨董品や伝統工芸品なども、この番組で紹介される
「ツボ」に注目してみれば・・

通と言われる方々がどの部分に価値をみたり、愛着を感じてたりするのか・・
ほんの少し共感を持てるような気分になれます。



例えば、今回出展の「藍染め」のツボなら・・








壱のツボ 『生きている青を愛でよ』。

「藍は染まったあとも生きてますから、色がどんどん年をおうごとに落ち着いてきて、もっと色に冴えがでてきて、より色がきれいになっていく。それがほんまの藍ですね。」


弐のツボ 『柄は粋な遊び心』


江戸時代、藍染めが庶民の間に広まるとともに、たくさんの遊び心あふれる柄が生まれました。
「藍」で染めた部分と、「白」の部分を巧みに使い分け、わずか2色で豊かな世界を表現しました。
そこには、たくましく生きる庶民の思いや遊び心が隠されていたのです。


参のツボ 『絞りに指先の感覚を味わう』

絞りのこだわりは、あえて括った「しわ」を、「しぼ」と言いますが、残すこと。
それは、自然な風合いが出るということと、何より、括り手の指先の感覚。その手のぬくもりと申しますか、それが着手に伝わるということです。




と言った感じで見所を指南してくれるの♪


『切子』『根付』とかもなんかしらん惹かれる物があったけど・・
何処に価値を見て良いのか解らずに

「これ好き♪」
「これ素敵♪」
「むっちゃ欲しい~」
「うわっ!高い!!」

で終わってたけど、この番組の「ツボ」指南を聞いて

「あ!やっぱり!!」

「そやんなぁ~そこが良いやんなぁ♪」

「そら、手がでえへんわ~」


と、変に納得してみたり(笑)



積み重なる歴史
移ろいゆく文化の中で

作り手の技術、センス、愛情を感じながら・・

また使い手の感性や愛情が、守り伝えてきた物達。


何も知らなければただの「物体」にしか見えないこともあるかもしれない。

でもね、「ツボ」をちょっと知るだけでも・・
その「物体」に悠久の時間や愛情を感じる事ができるような気がして・・・



蛇足ですが、
この番組のオープニング

ART BLAKEY 「MOANIN」

谷啓さんと共に。。
なんかむちゃくちゃカッコイイ♪





今後の「美の壺展」巡回予定


横浜展 横浜高島屋:2008年2月13日(水)~2月24日(日)

名古屋展 ジェイアール名古屋タカシマヤ:2008年2月27日(水)~3月10日(月)

大阪展 大阪高島屋:2008年3月19日(水)~3月31日(月)






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Last updated  2008.01.21 21:52:44
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