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今朝、お隣の奥さんから 「なんだかお騒がせしちゃって ごめんなさいね。」 と、いきなり声を掛けられました。 まぁ、こういう話かけ方は この奥さんのいつものパターンで、 たいていは 親子喧嘩の次の日とか、 夜中に車を出した次の日とか なんですが、 そう言われても、 なにかお騒がせだったのか、 思い浮かばなくて、 「いえいえ・・・。」 と言いながら、その後に どう反応したものか 一瞬うろたえる、というのが いつもの私のパターンです。 で、今朝も うろたえている私に 追い討ちを掛けるように 「ごめんなさいね」 「うるさかったでしょ?」 を連発されたので、 喧嘩?それとも車? 夕べ何か物音がしたかな? 全然思い浮かびませんが。 笑顔でそのまま聞き流す と言うわけにもいかなくなり、 開き直って、 「え?あのー・・・ ぜんぜん気づかなかったんですけど・・・ どうしたんですか?」 と、聞くと。 「救急車が来たでしょ?」 と言われちゃって、 え?いついつ・・・! と、あれこれ思いをめぐらせ、 そういえば、 ここ何日か奥さんの姿を 全然見ていなかったことに気づきました。 旅行にでも行っているのかと 思っていたのですが。 そこで私は、賭けに出ました。 「もしかして奥さんですか?」 すると、 その奥さん、わが意を得たりと にっこりしながら、 「そうなのよ。」 「ぶっ倒れちゃったの。」 「血圧、220もあって。」 とのことでした。 奥さんの話では、 一週間ぐらい前の夜8時ごろに 一人で家にいた時の出来事 だったそうです。 たまたま手元に携帯を持っていたので、 短縮登録してあった近くの妹さんに 連絡できたお陰で助かったのだとか。 そのころ、何をしていたのか ぜんぜん記憶にない私でしたが、 おそらく、家にはいたはずなのに、 全く気づいていませんでした。 年齢は、たぶん50代半ば? 普段は特別高血圧ということもなかった とのことで、 原因になるとしたら 少々太めなことぐらい と病院で言われたそうですが、 日頃、健康な人が いきなり入院していたということも すごくショックでしたが、 それよりなにより、 道巾も狭い住宅街なので、 サイレンを止めていたにしても、 隣の家に救急車が停まったこと、 その後奥さんが入院していたことにも 全然気づかないでいたことに、改めて 我ながら驚いたのなんのって。 もしも、奥さんの手元に携帯がなくて、 誰にも連絡が取れていなかったら・・・ と思うと、隣人としては、 心穏やかではありません。 隣近所の人間関係は、 自分たちが思っている以上に 希薄になっているのかもしれません。 一人暮らしの老人も どんどん増えている中、 家で何が起こっていても 誰にも気づかれず、 助けてももらえず・・・ なんてことが起こっても 全く不思議ではありません。 そういえば 学校のお母さん仲間が 急にギックリ腰になって、 動けなくなったとき、 家族が戻ってくるまで何時間も 一人寂しく床に転がっていた なんていう話も思い出し、 全く他人事とは 思えなくなってきました。 とりあえず、携帯は常に携帯し、 いざと言うときに迷わず連絡が取れる、 あてになりそうな近所の友達を 一人決めておいたほうがいいのかも。 身近でも、ニュースでも、 命のあっけなさ なんてことを考えさせられる 今日この頃。 とりあえず毎日の健康と、 人のつながりを大切に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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