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May 7, 2009
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カテゴリ:マサミ
来週に迫った親子遠足。
息子はお弁当に注文をつけてきた。
「ピカチュウのお弁当にして」

なにー?キャラ弁だと?
そんなモン無理にきまっている。
だが、我が家にそれを可能にする娘がいる。

「りぃくん、ピカチュウがいいの?ポッチャマ?」
(母、なんだそれ?)
「ピカチュウだったら、オムライスかな?黄色だから」

なんてデキのいい娘なんだ。
弟のために遠足のお弁当を用意してあげようなんて、涙がでちゃうわ。

実は娘は弟が保育園の後、おなかが空いているので時々お弁当を作ってあげる。
(当然宿題は後回し)
しかもキャラ弁。海苔を細かく切って柄をつくりごはんの上に乗せてあげる。
ちゃんとお茶まで用意して。

こんなに健気でデキのいい娘。
お姉ちゃんの言う事を良く聞く息子。
私の子育ては順風満帆である。

いい子育てをしたものだ。

ちょっとまったー!
ウソもホドホドに。

そう、
私は究極のダメ母ちゃん。

今はね。
でも娘が小さい頃は究極の良い母を目指していた。
おやつは手作り。化学調味料は使わない。レトルトや冷凍食品なんてもってのほか。
公園に毎朝10時におにぎりを持って行って、ゆっくり遊んだ。
育児サークルを運営し、絵本の読み聞かせも毎日10冊以上。
育児書では飽き足らず、保育の専門書を読み、挙句の果てにはアメリカの幼児教育の教科書まで手に入れ、育児を学んだ。モンテソーリ、シュタイナー、良さそうなものは全て目を通した。おもちゃもヨーロッパのものを買い与えた。

そんな私がガラガラ崩れていった。
娘が年長になる少し前、息子が生まれた。
その後サークルタイムを立ち上げる事を決意した。
その頃はまだ私は母親として自信満々だった。

そう、自分に酔っていた。
「なんて私は良い母親なんだろう」
しかし、CTが始まり、娘のサタデースクールも立ち上げ、息子を保育園に預けだした頃から多忙なんて言葉では言い表せない状態になった。睡眠時間は3時間を切る、毎日が色んなものの準備だった。
自宅の英語教室も40人の生徒さんが来ていて、レッスンの準備もある、CTの運営、アクティビティの用意。プレイグループ、サタデースクールの予習、と子育てや家事はどんどん圧縮され、手抜きになっていった。

ひどい時にはお菓子を食べながら寝てしまった子どもたち。
息子が熱をよく出したにも関わらず、保育園のお迎えはいつも一番最後。ひえピタをおでこに貼ってぐったりとした息子を先生が抱きかかえていた。1人っきりだった。

だんだん、何がなんだか分からなくなっていった。
「一体私は何をしているんだろう?」
苛立ちが募り、大声を張り上げるようになっていった。
体が思うように動かない。家の中の笑顔が消えていく。
これではいけない、と思いながら自分自身をコントロールする事が出来なくなっていた。

私は母親として失格だ。
子どもたちの寝顔を見ながら涙が止まらない日々もあった。

そんな悶々とした状態から私を救ってくれたのはCTのママと子どもたちだった。
また私を助けてくれるスタッフたちだった。

私は分かっていなかったのだ。
私の目指していたのは「他の人から認められる、社会から評価される良い母親」だったのだ。
決して自分の子どもを見ていたわけではなかった。
CTでも子どもたちは自分の感情に素直に行動する。
嫌な時は嫌。やりたいことや気になったことにまっしぐらに向かっていく。
それが大人から見て、どうなのか、なんて計算はない。
でも母親は気になってしまう。
子どもの行動によって「母親としての質」を問われているような気がするのだ。
私が呪縛に取り付かれていたように。

しかしCTで私の目の前で、子どもたちがママのおひざに安心して座っている、その目が私を変えたのだ。

当たり前の事なのに、気が付くまで娘が生まれてから10年近くかかってしまった。
子どもにとって良い母親とは
「安心してそばにいられる母親」である。
決して、料理が上手い事でも、育児に精通している事でもないのだ。
いくら手作りのおやつを作っても、イライラしているのなら、スナック菓子でもにこにこしている母親の方がいいのだ。

自分の子どもを愛おしそうに見つめるCTママたちの眼差しが教えてくれた。
私は人の評価ばかり気にして、自分の子どもをちゃんと見ていなかったんだと。

今はスタッフたちが手分けして運営をしてくれている、
そして私に焦りがあったり、戸惑いがあると、導いてくれる。
彼女たちは言う、「マサミさん、人の子どももいいけど、自分の子どもを大切にしてよ。」

本当にそうだと思う。皆に感謝である。ありがとう。
今はダメ母ちゃんの王道をつき進んでいる。
おにぎりだけでもいいじゃない。疲れていたらぼーとテレビを見たらいいじゃない。

一所懸命「子育て」を辞めて、「だいじょーぶ」子育てに完全に切り替わったら、気持ちも楽になったし、子どもたちは自立してきている、よーな気がする?

自分で遊びを作り出し、お腹が減ればなんとかしている子どもたちを見ると、「やりすぎ母」はいけなかったんだろうな、と素直に思える。

CTが始まって4年が過ぎ、色んな事を私自身が学んでいる。
さぁ、今年は5年目。節目の年かな?と自分では思っている。
さて、始めますか!
今年も宜しくお願いします。

マサミ







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Last updated  May 8, 2009 07:04:04 PM
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