|
カテゴリ:息子(幼稚園)の本
絵本や児童文学に共通するテーマそれは『見えない大切なモノ』
クリスマスがやってきますね。 我が家にはちょっとセコイクリスマスの楽しみ方があります。 それは12月を過ぎたら日用品でも買ったものはクリスマスのラッピングをしてツリーの下におき、25日のクリスマスの朝開ける、という盛り上げるだけのための遊びをします。 子どもの下着や靴下、台所のスポンジまで!何でもプレゼントになってしまいます。 我が家にクリスマス近くに訪ねてきてくれた友人たちははみなプレゼントの多さに驚きます。 『すごい量だね!』台所のスポンジや洗剤とも知らずに『外国みたい!』と騙されてくれるのも楽しみの1つかも? そんな能天気家族の我が家ですが、今年は息子と毎晩読んでいるのが、 『ポーラーエクスプレス』です。電車好きというのも理由かもしれませんが、何故かこの本が大好きで、毎晩せがまれます。 森を通り抜ける汽車、山を駆け上がり、橋を渡ると雪が舞い降りるノースポールの街。とても不思議な本なのです。 私はこれを読むたび、静かな森の空気を汽車が切り裂くのを感じ、橋を渡るとざわついてくる街の音が聞こえてくるのです。街には小人たちがあふれているのですが、その喝采や、12時を伝える鐘の音が響くのです。本当に聞こえてくるんです。そしてドキドキするんです。 盛り上げるためじゃないんですよ。本当にそう感じるのです。 不思議な力をもった絵本だと思っています。 また映画もお勧めです。個性的な登場人物たちを俳優トムハンクスが声で演じわけ、また子どもの揺れる思いがあふれています。子どもから大人になる時に私たちが少しずつ過去に落としてきた『何か』を伝えてくれているのが、児童文学なのかもしれません。 クリスマスイブの夜、ぼくはもの音も立てずにある音に耳を傾けていた。サンタのソリのベルの音だ。友達が「聞こえっこない、サンタなんているわけない」と言ったけど、ぼくには確信があった。でもその夜聞こえてきたのは、ベルではなく、蒸気ときしむ様な音。外を見ると、そこには蒸気機関車が止まっていた。 文字数は多めですが、何と言ってもこの絵の美しさ、話の分かりやすさと壮大さ、世代を越えて夢を与えてくれる作品であり、是非一度原書で楽しみたい名作です。 愛知県立図書館所蔵
絵本をベースにした映画です。
コンピューターグラフィックで製作されていますが、どこか絵本のイメージそのままの映像で美しいです。 絵本のお話を膨らませて映画になっていますので、またその部分も楽しめるのではないでしょうか。 クリスマスとは何かを考える、感じることのできる世界が広がっています。プレゼントを受け取ったり、贈ったり、パーティーをしたりと楽しい季節ですが、『目に見えない』心を信じ、忘れないでいる事がとても大切だと教えてくれているようです。 俳優 トムハンクスが全ての登場人物を声だけで演じ分けているのにも注目です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[息子(幼稚園)の本] カテゴリの最新記事
|
|