|
カテゴリ:マサミ
子どもたちの将来を願って親はアレコレ考える。
幸せになって欲しい。 そこまではいい。 そしてその『幸せ』を具体的にアレコレ思いを巡らす。 ピアノは情操教育のため 体操教室はカラダを作るため 体験学習で経験を積んで、思考力を高めて 英語を習わせて国際感覚を養わなくては・・・ 足りないものがあると将来子どもが『負け組み』になってしまう。 それではいけない。『負け組み』にならないためにも『賢い子ども』にしなくては 賢い子どもにさせるには『親の努力が大切だ』 賢い子どもとは具体的には『良い大学』であり、 『幸せ』は『良い企業に就職』することや『社会的地位の高い職業』につく事。 せめて『安定』した『将来』でなくては。 気がつけば『幸せ』=『良い企業に就職』or『良い職業』という方程式に知らず知らずに飲み込まれていく私たち母親。 この数年気になることがある。本や雑誌のタイトルにやたら 『賢い子ども』の文字が躍っているような気がする 『東大生のノート』、『賢い子どもの勉強術』まだこの辺りは 『成績』を言っているから分かる。でも 『偏差値を上げるお弁当』だの『勉強のできる子どもの家作り』・・・ 挙句の果てには『賢くなるための博物館』なるガイドブックに唖然とする。 なんじゃそりゃ。 出版社だけが悪いわけじゃない。これだけ社会の根本が揺らぎ始め、不安を煽られるとどうしても『確実な道』を探し始める。 やっぱり『東大』を卒業した人には輝かしい未来が待っている、と感じるだろうし、 『フリーター』にはなって欲しくない、ましてや『引きこもり』なんて困ってしまう。 『勝ち組』とは言わなくても『負け組み』にはなって欲しくない親心を反映したのが『賢い子ども』というキーワードだと思う。 そんな心理に引き込まれていった私。頭の中では『幸せ』はそういうものじゃない、と思いながらも、徐々にあせり始めていた自分もいた。 娘の通っている英語教室(Big Bow)で2月に教育セミナーが行われ、私も参加した。プレゼンテーターはこの教室を主催し、子どもたちを指導している私の友人のレスリー伊藤。私は彼女の教育にかける情熱と高い技術、そのたゆまない努力を尊敬してやまない。その彼女が『教育セミナー』でどんな話をするのか興味津々だった。内容は『子どもの可能性を引き出す』というテーマとしては一種ありきたりのようなものだったが、完全に一本取られた!というような素晴らしい内容だった。またそれについては別に機会に。その中に『子どもの幸せを願う』という話が出てきた。 『将来とは』毎日の積み重ねの結果である。 では『子どもの将来の幸せ』とは? 『毎日の子どもの幸せ』の積み重ねの結果である。 子どもの『将来の幸せ』を願っても 子どもの『今日の幸せ』を意識していなかった私がそこにいた。 『今日』はいつ始まる? そう『朝』始まる。 であるなら子どもたちの『今日』が幸せであるように 『朝』子どもたちの『幸せ』を願って笑顔で送り出そう。 心に沁みた。 本当にそうだ。 「この子にとっていい日でありますように」と思ったら表情が穏やかになる自分を感じた。 今日という日の幸せの層を一枚重ねよう。 マサミ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[マサミ] カテゴリの最新記事
|
|