アンジェリカ

盛岡市内の産直Ｙに商品を納入してまだ2～3日後、実家近くの産直Ｍにいる当初の担当者Ｔさんと会った際にラスクを焼けないかと聞かれました。

ラスクなんてそれほど好きじゃないから作った事ないけど、そういえば最近流行ってる。
「焼いた事ないけど、できると思いますよ。」と言うと
「私は普段メロンパン食べないんだけど、pira-ruさんのメロンパン食べたらおいしかったです。
あんなおいしいパン焼けるならきっとラスクもおいしいでしょうから・・・
ラスクをここの産直に置きたいの。」

嬉しかったですよ。もともとここの産直に置きたかったんだもの。
しかも、既に入ってる業者がいるのに、私に声を掛けてくれたってことが本当にありがたかった。

これはすぐ焼いてみなくてはと、その晩ネットでレシピを検索しました。
店に出すのだから、素人用の簡単なものではうまくない。
手が込んでいても、商品として対応できるレシピを探し出しました。

ラスク用のパンは、とりあえず手元にあるレーズン&ナッツ入りのパンをスライスし、試作。
一応ラスクらしきものが焼きあがりました。

翌日彼女の元に持参し試食してもらいました。
結果・・・商品としてこちらの産直に置いてもらえることに決定！

こうして、スタート１週間後には産直Ｍにもラスクでデビューしたのです。
その後、ラスク専用に焼いたパンを使い、担当者と詰め、試食してもらい、
最初よりもっともっと薄くスライスし、きなこやガーリックやらいろんなタイプを作り、
試行錯誤を重ね、現在のシュガーラスクとキビ砂糖ラスクの2種類に落ち着きました。

これは一人の気楽さで、売る側からの要望にすぐ対応できるのが強み。
焼く度に改良していき、また、慣れもあって、どんどん商品の質がよくなっていきました。

ラスクを何度か納入するうちに、私の熱意が伝わったのでしょう。
「パンは順番待ちで置けないけれど、お菓子ならお手伝いできますよ。」と声を掛けていただきました。

願ってもない話です！
こうして、産直Ｍには、クッキー、ケーキ、ラスクを納入できることになったのです。

あっという間に2店舗に商品納入が決まりました。



サクサクパリっとした食感を出すために薄く仕上げました。
シュガーバターラスク　30g入り200円