フランフランとコンランショップ
昨日、まると散歩に出た。いつもなら、静かな住宅街を抜けてまだ行ったことのない方角へ当てもなくぶらぶらするのだけど今回は めずらしく名古屋中心の繁華街へ向かって歩いてみた。先月末にオープンしたフランフラン(Francfranc)の路面店へ行ってみたいと思って。と、その前にザ・コンランショップへも立ち寄った。世界に10店舗しかないコンランショップ。そのうちの4つが日本にあり、さらにそのうちの1つが名古屋にある。ま、行ったからって何を買うわけでもないんだけど。というか、買えるもんなんてそうそうないんだけど。デザイナーズチェアとかたっかいソファーとかま、見るだけのもんだわな。キッチングッズとか小物ぐらいなら買えるかな。しかし、たまに こういうとこにきて洗練されたインテリアやグッズの中に身を置くと、自分の日常のインテリアに関する感覚や美的意識をリセットしてくれるようで静かに気持ちが高ぶる。自分に合ったレベルだからとホームセンターや庶民的な家具店ばかりに行っていると感覚もそれ以上のものには進化しないけど憧れを持ってセンスのいいものに触れていると感覚も少しずつそれに慣れて行っていつの間にかそのセンスが自分の中に自然に入ってくるような気がする。私は以前、主婦雑誌の特集にあるような工夫収納の記事みたいなのをよく読んでいたんだけどそれがここしばらくは美しいインテリアの写真集や海外住宅の洋書などを好んで見ていた。そうすると、久々に見た主婦雑誌のアイデア収納術!みたいな特集の庶民的なリビングや“見せる収納”と銘打った物が出まくっているキッチンの写真が「うわー、しみったれてんな~。」と思えてしまった。ま、お前が言うなーって感じなんだけど、でも、申し訳ないけど正直にそう思ってしまったのだ。もちろん 誰もが同じ視点を持つ必要はないし、私もインテリアバカにはなりたくない。有名なモノであっても人と同じものは なるべく持ちたくないしデザイナーズグッズで部屋を埋め尽くすような節操のないことはしたくない。けれど漠然とでも自分自身に理想とするものがあるなら素敵だと感じるものをたくさん見て目を肥やす、ということは大事だなと思った瞬間だった。コンランショップは非常にいい目の保養になった。コンランショップから通りを越えて少し歩き、パルコより北の 栄(さかえ)方面へ歩くとひときわ目を引く建物のフランフラン(NAGOYA Francfranc)があった。以前はパルコのテナントとして入っていたのが路面店として独立したのだ。外壁にもフランフランらしいフォトフレームのような装飾がいくつもあってそれを見るだけでもテンション上がる。オープンして間もないこともあり店内は 人でいっぱい。吹き抜け3階までのフロアにはぎっしり 可愛くておしゃれなグッズが並んでいたけどひとつずつ手にとってじっくり見る、また店内のインテリアをじっくり眺めるというのにはあまりにも落ち着かない感じだった。きっとみんなのワクワクオーラが渦巻いているのだ。もうちょっと落ち着いたころにあらためて行きたいな。リアルな野生動物のぬいぐるみがたくさんあり、まるは それに釘付けだった。 HOME 今回の写真は これで 撮影しています。 OLYMPUS E-420まる大人、オス テレンス・コンランの収納術 5,250 円 スッキリと雑然の境界線。テレンス・コンラン