「鏡の法則」 著者:野口嘉則san
姉にこの本を紹介されました。 個人的に精神心理関連の本はいろいろと読んでいて好きなのですが、この本は、簡易な言葉で一つの実話の上にエッセンスが盛り込まれており、大変読みやすかったです。精神医学の認知療法の考え方にも重なる部分がありました。主人公の父に対する気持ちというのが、私の今は亡き父に当てはまる部分が多々ありました。”読んだ人の9割が涙した”と帯に書いてあり、半信半疑でしたが、私も当時の父を思い出し、涙が浮かびました。人生は自分の心を映し出す鏡であるという「鏡の法則」とは上手い例えだと思います。結局、人は現実と理想とのギャップで不安や悩みが生じることが多々あると思うのですが、人生(起きている事象)そのものをコントロールすることは出来ないのですね。人生の問題を解決するには、自分の心の中の原因を解消する必要があるということですね。あと、「ゆるし」についても書かれていましたが、人(他人、自分や、あるいは過去の事象)を許すことで、過去の呪縛から解放され、安らぎと精神的自由を手に入れることができるとのこと。これらは、頭では理解していても、折に触れて思い出さないとなかなか実践できないですね。よく心に刻み込んでおくことにしました。紹介してくれた姉に感謝!