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2006.10.07
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カテゴリ:子供は天使☆

     photo;kazesan

娘の高校4年生の半期が終った。
彼女は高1の途中から殆ど学校へ行っていない。
ちょうど長男が中学へ行かなくなった頃と重なり、深刻だった彼のことで頭がいっぱいだった私は、
娘の不登校についてはあまり気にはかけていなかった。
その後、見えない世界の扉を開いた私は、子どもたちに、「学校なんて行かなくってもいいよ」
と言うようになり、娘はそれからの2年間を
バイトと中村光也君のドーマン法のプログラムのお手伝いへと通う毎日を過ごした。
その間、新学期ごとには決意も固く、「よし、行くぞ」、と張り切っていたようだったが、
そのパワーと意気込みは、たいていは一週間ほどで切れる、、、、そんなことを繰り返していた。
落ち込む彼女に、
「どんなに頑張ろうとしたって、すべては神さまが決めてるんだから、抵抗しなくっていいよ。」
と、私もオキラクに構えるようになっていた。
学校は都立の単位制だが、2年3年と殆ど1~2単位ずつしかとってないかもしれないから
(よく知らない、全然把握していない・・・・ (^.^; )先は長そうだ。



今年の春、クラスの半数の子どもたちが卒業して行った。
娘の仲良しさんも卒業して行った。
娘は突然二つのバイトをスッパリと辞めて(夏休みからまたひとつ始めたが)、
この春から学校へ通い始めた。
時々昼夜転倒して朝起きれず、多少はサボりながらも、今ようやく半年が過ぎた。
驚くべきことは、ちゃんと前期の試験を中間、期末、と受けたことだ。
昨年までは勉強してないから、とか、出席数が足りないからいい、
とかいって、ほとんど試験を受けてないのだ。
だから、単位も取れていない。

私は子どもが小学生の頃から、テストや成績表をあまり見ない母だった。
人をカタチで評価することに反発があった。
成績が良い時もあまり褒めない、子どもにとっては冷たい母だったかもしれない。
今回娘が成績表をもらって、私に見せに来た。
「ねぇねぇ、ほら、これ・・・・」  
「おぅ、4と5が並んでるじゃん」
(-)は出席数が足りずに評価を出せない科目だ。
それでもけなげに今回は全部のテストをきちんと受けたのだ。

「ほらね、この5、あの先生がくれたんだよ」
あの先生とはいつも遅刻する彼女(朝の支度に時間がかかる)を待ってくれてる先生だ。
「よし、今日は11時まで待ってみるか」、とか言って雑談しながら待ってくださることが多いらしい。
その先生が遅刻常習犯の彼女に試験頑張ったからと言って5をくれた。
他にもテストの時など遅れると心配して電話をくださる先生もいる。  

娘は人とはテンポが違う。
つまりとってもマイペースで、スローなのだ。
さあ、やろう、と言って始めるまでにとにかく時間がかかる。
バイトから帰って「おなかすいたごはん~」と言って、食卓に着く前にまずリクとたわむれる。
「ねえねぇ、お母さん」と言って話を始める。
30分からほっておくと1時間もそのままだ。
「ねぇ、おなかすいてるんじゃないの?」
「あ、そうそう」
やっとテーブルの前に行く。
もう、すっかりさめたおかずの前に座ることになる。
「お風呂入ろう」そう言ってから入るまでに30分はあるから、その間に弟たちは競って入る。
入ったら最後、なかなか出てこないのがわかっているからだ。
以前の私はそんな彼女にいつも早く早くと、怒ってせき立てていた。
小さな頃からずっと。。。。(ごめんなさい・・・・)
こんなんで、どうやって生きていくのだろうと、要らぬ心配もしていた。
今ではそんな自分や社会がオカシイのだと思うようになった。
スローライフを楽しんでいるクリスタルチルドレンたちは案外多いのかもしれない。 

そんな彼女はなぜか、先生方と親しい。
わからないことがあると先生を訪ねて聴きに行くからだ。
マイペースの彼女の素敵な一面だとわが子ながら感心している。
中学生の頃、なんでも聞いて来る娘がメンドウになって、
「わからないところは自分で先生に聞いて見るといいよ」と言ってみた。
すると彼女は素直にそうしたばかりでなく、以来忠実にそれを実行し続けているのだった。
個人的にお話すると、苦手、とかキライとか思ってた先生も好きになるらしい。  

「ねぇ、ほら、この先生も。」
「あら、ホントだ~♪」
「今回クラスで2番目だったんだって、担任の先生が頑張ったね~って言ってくれたよ」
「よかったねー」  
成績表には先生たちが娘を応援する気持ちが表れていた。
「ねぇ、なによりも、先生たちが応援してくれてるって、そのことが嬉しいよね♪」
「うん」
「よかったねー☆」
愛があふれた?成績表を見て、娘と感動のひとときだった。  

娘が全単位とれるまではあと2年はかかるだろう。
人生に大切なのは人との出会いとふれあい、
そして今を楽しむことだ。
卒業するとかしないとか、そんなことに囚われる必要は全然ない。
出会う人、ふれあう人との間に美しい花を咲かせて、
そんな毎日を過ごしてくれたなら、母も嬉しい。。。。。
そんな日々のなかで、好きな道と出会ってくれれば、それもまた嬉しい。

おっと、娘の人生に口出しはしない。
どんな人生も素晴らしく愛しい彼女の尊い人生だ。
母はただにっこり笑って見守るだけでいい。
子どもたちの明るい未来を、一緒に見届けたいと願ってみた。






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Last updated  2006.10.08 00:52:27
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