暮らしの中の、陶磁器。【Clay】物語

気軽にぬか漬け

ぬか床はこれ。

冷蔵庫に入る大きさ。

毎日、かき回したりしなくても良いのでお手軽。

そんな簡単なぬか床も

だめにしてしまうと、妙に劣等感を感じてしまい。

ずっと続いていませんでした。

簡単です

の売れこみ。

最初のうちは、

それはそれは美味しいぬか漬けができるのですが、

（それはそうです。そういう調合で売られているのですから。）

２ヶ月・３ヶ月と経ち。味が足りなくなってきます。

水分は、とれます。糠を足したりもできます。

辛子を入れたり、唐辛子を入れたり、

袋に書いてある・ぬか床講座・参考にします。

いろいろと工夫しても、イマイチおいしくない。

最初の頃のようには、どうしても出来なくなってきます。

こんなに簡単なぬか床も使いこなせない私って…

と、使うのを辞めていましたが、

「ずっと使おうとなんか思っていません。無理ですよ。

お手軽ぬか床なんですから、消耗品ですよ。」

ひぁーーー。

やっぱり、若い子の考え方だわ。

今まで、ぬか床は、２代３代と受け継いでいく物。

という、なんて古い私の思い込み

美味しくできなくなったら、新しい物を買えばいいんだ。

「それでも、お漬物買うより全然安いですよ」

ふむふむ、その考えにワタシャ救われたよん。

飯沼さんの黒マット小皿

思わぬ会話から、 

美味しいぬか漬けが、食卓に毎日登場するようになりました

めでたし・めでたし

陶工房Clay