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2017.10.30
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カテゴリ:フォーミュラ1









決勝は71周で争われる。ポールポジションはレーシングライン上にあるが、少ないダウンフォースがドライバーにとって一番の問題であり、ターン1への距離も長いので、アドバンテージは少ない。昨年のレースでは表彰台に登壇したドライバーはすべて1ストップ。今年ピレリは1段階ソフト側のコンパウンドを持ち込むが、今季型タイヤの耐久性は増しているので、30周前後でタイヤを交換する1ストップ戦略が見込まれる。また、2015年にカレンダーへ復帰してからの出動率は100%。過去2年間はセーフティカーもしくはバーチャルセーフティカーがレース結果に影響を及ぼしている。

エルマノス・ロドリゲス・サーキットは、カレンダーのなかで2番目の短さとなる全長4.304㎞。標高2,200mに位置し、海抜0mに比べて酸素量が約75%にまで減少し、ICE(内燃機関)の出力に影響を与える。また、マシン内部のシステムやブレーキを通り抜ける空気の量も減るため、冷却面の影響も避けられない。高地で空気が薄いため、シンガポールのマリーナ・ベイ市街地サーキットと同程度のダウンフォースレベルになるが、ダウンフォースは少なくなり、マシンの出力はモンツァと比較して約10%しか減少しない。

ポールポジションはセバスチャン・ベッテル、2番グリッドにはマックス・フェルスタッペン、2列目にはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスとメルセデス勢が並んだ。

フェルナンド・アロンソとロマン・グロージャンがスタートタイヤにスーパーソフトを選択。それ以外のドライバーはウルトラソフトでレースをスタート。

オープニングラップでは、セバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンが接触。ベッテルはフロントウイングを破損、ハミルトンは右リアタイアをパンクさせてピットイン。それぞれソフトタイヤに交換して、最下位まで順位を落とす。レースは、マックス・フェルスタッペン、バルテリ・ボッタス、エステバン・オコンの順で展開。

3周目、カルロス・サインツ、フェリペ・マッサがソフトタイヤに交換。

6周目、ダニエル・リカルドがパワーユニットトラブルによりリタイア。

19周目、セルジオ・ペレス、21周目にはエステバン・オコンがピットイン。

26周目、ニコ・ヒュルケンベルグがパワーユニットトラブルによりリタイア。

32周目、ブレンドン・ハートレーがパワーユニットトラブルによりリタイア。コース上にストップしたことでバーチャルセーフティカーが導入される。この間にトップのマックス・フェルスタッペンを含めた残りのほぼ全員がピットイン。ルイス・ハミルトンはスーパーソフト、ポイント圏内に順位を上げたセバスチャン・ベッテルとフェルナンド・アロンソはウルトラソフトを選択する。

51周目、セバスチャン・ベッテルが6番手に浮上。抜かれたセルジオ・ペレスがピットイン。ユーズドのウルトラソフトを装着する。

58周目、マーカス・エリクソンがリタイア。

62周目、カルロス・サインツがリタイア。

優勝はマックス・フェルスタッペン。2位にはバルテリ・ボッタス、3位にはキミ・ライコネンが続き、表彰台を獲得。

タイトルを争うセバスチャン・ベッテルは4位、ルイス・ハミルトンは9位でフィニッシュ。ルイス・ハミルトンが2017年のF1ワールドチャンピオンを獲得








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Last updated  2017.10.30 06:40:32
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