|
テーマ:F1ニュース・レース(2364)
カテゴリ:フォーミュラ1
2018年のF2昇格が確実視されていた福住仁嶺がシート喪失の危機に。
今季のGP3で現在選手権3位に付け、来季はF2選手権へのステップアップを目指す福住仁嶺選手のシート交渉が佳境に。 福住選手は、松下信治選手が在籍していたARTへの加入がほぼ確実視されていた。チームとホンダで、基本的な合意ができていた。ところがここに来て突然、その話は白紙になってしまった。チーム側はホンダからのメールに、返事さえ返していない。 ARTは現在、バーレーン王室が株式の大半を所有している。そして同王室は、マクラーレンの共同オーナーでもある。つまりARTは今後マクラーレンのジュニアチームとして、彼らの息の掛かったドライバーを育成する場となる。来シーズンパートナーにならないホンダの入る隙はない。 福住選手は現在、F1に最も近い日本人ドライバーである。来季のF2で上位の成績を収めることができれば、これまでのポイントと合わせて、F1昇格に必要なスーパーライセンスを獲得できる。それを手に、2019年からF1デビューというのがホンダの描くシナリオだ。 それだけに来季は、競争力のあるチームで結果を残す必要がある。ところが頼りにしていたARTの突然の翻意で、別の可能性を探る必要が出て来た。 関係者との話し合いの結果、中堅チームとの交渉が何とかまとまりそうなのは喜ばしいことだ。しかし今回のシート探しに限らず、モータースポーツを取り巻く状況は一瞬にして激変する。ホンダはこれまでF1で何度か裏切られ、後手に回ってきた。それが今回のF2でも繰り返された形となったのは残念という他ない。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.10.31 09:43:26
コメント(0) | コメントを書く
[フォーミュラ1] カテゴリの最新記事
|