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2018.08.07
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カテゴリ:フォーミュラ1
F1ハンガリーGP後の8月3日に発表されたレッドブル、ダニエル・リカルドの2019年からのルノーF1への電撃移籍。
それにはF1関係者だけでなく、レッドブルのチームも驚きが溢れたようだが、ホンダのモータースポーツ部、山本雅史部長もまた、大きな驚き受けたひとりだった。
スーパーGT第5戦が行われた富士スピードウェイを訪れた山本部長に聞いた。
「ビックリどころじゃないですよ。クリスチャン・ホーナーもマルコさんも、みんな驚いています」とチームだけでなくホンダの山本部長にとっても、リカルドの移籍はまさに晴天の霹靂だった。
連絡が来た時の感想を
「8月3日夜遅くに携帯にメッセージが入りました。リカルド移籍と書いてあって、なんだそれ!? って(苦笑)」と振り返った。


7月22日に決勝が行われたドイツGPでも、レッドブルのチーム関係者と2019年に向けての話をしたという。
「この前のドイツGPのホッケンハイムの現場で2019年のレッドブルのドライバー体制についても話をしていましたが、僕が事前にチームから聞いていた話と全然、違いました(苦笑)」
「マルコさんからはリカルドも残留の方向と聞いていて、いつ正式契約かという話になると思っていました。マックスとレッドブルは2020年までの契約延長を発表しましたし、リカルドもたぶん大丈夫なのでと、トロロッソの話などをしていたのですが……とにかく、『ビックリ』です」
「リカルド、マックスともにパワーユニットへの要求というか、最低限ここまでは必要という話を聞いてきているので、ホントに『ビックリ』ですよ」
なんども、「びっくり」という言葉で今回の電撃移籍の驚きを表現する山本部長。
「クリスチャンがメディアにコメントを残しましたのが、僕もそのままの感想で、彼が冗談だと思ったくらいの驚きです。ですので、みんな、知らなかったみたいですね」



ただ、これで2019年のレッドブルF1のシートはひとつ、空きができることになった。レッドブルは今年3勝を挙げているように、現在のF1で勝つことのできる3つのトップチームのひとつであり、今後、多くのドライバーがそのシートを狙うことになる。

2019年のレッドブルのシートについて、来年からエンジン/パワーユニットサプライヤーとなるホンダの意向はどの程度、反映させることができるのだろうか。
「ホンダが関われるというか、マルコさんたちが『山本がいいと思うドライバーがいたら紹介してくれ』と言われているに過ぎませんので、僕たちに決定の権利があるわけではありません。相談には乗ってくれるというレベルです」と、ホンダに決定権があるわけではないことを強調。
ドライバー選定はやはり、レッドブルのチーム主導で進められるようだ。

今後、注目される、レッドブルのシート争い。突如ストーブリーグの中心となったレッドブルのシート争いは、日本のファンにとっては2019年のレッドブル・ホンダの活躍を担うことになるだけに、その進捗から目を離すことはできない。
そして、今回の一件でホンダ山本部長は改めてモータースポーツのトップであり、まさに生き馬の目を抜くF1界の恐ろしさを感じたという。
「ちょっと、僕もびっくり。ドイツGPの時にリカルドと、『来年、一緒に頑張ろうね』と話した矢先でしたからね。そして笑顔で握手していたのに……F1って分からないですし、ある意味、これがF1なんだと思います。それを今回の件でも実感しました」





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Last updated  2018.08.07 23:42:48
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