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2018.11.14
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カテゴリ:フォーミュラ1

F1ブラジルGPでのマックス・フェルスタッペンとエステバン・オコンの衝突は、コース上とコース外の2つの事件が絡み合っているため、一見どちらが正しく、どちらが過ちを犯したのかわかりづらいので、分かりやすくまとめる。



【コース上での接触】
周回遅れのマシンが、同一ラップに戻るために前のマシンがラップリーダーでも、オーバーテイクして良いとレギュレーションで書かれているので、問題はない。
オコンは新品のスーパーソフトタイヤに変えたばかり。オコンの5周前にソフトタイヤ交換で走行していたフェルスタッペンはトップを走行。
フェルスタッペンは、チェッカーまで走り切ろうとしていたので、ペースをコントロール中だった。
これによりオコンのほうがフェルスタッペンより、ペースが速くなるという逆転状況を産んでしまった。ただし、両者の間には1ラップという差がある。
周回遅れのドライバーでも、トップグループのドライバーを抜くことは許されている。オコンの主張は、この点に関しては間違っていない。
ただしそれは、バトルなしで安全に確実に行わなければならない。つまり、周回遅れのドライバーがコース上で同一周回に戻るためのオーバーテイクには、バトルがあってはならないとレギュレーションにも記載されている。
オコンの主張する「僕はピットを出た後、ほぼ2周にわたって彼の後ろについていた。僕のほうが速かったから、チームが周回を戻するようにアドバイスしてくれた。それでフェルナンドを抜くときと同じく、1コーナーでアウトから抜こうとしたんだけど、マックスは全くスペースを空けてくれなかった。あれは僕のコーナーだったし、僕に権利があった」という話は認められない。
したがって、コース上での一件は、オコンに過失があり、フェルスタッペンが非難を受ける筋合いはない。





【車検場での小競り合い】
もしフェルスタッペンが近寄ってきたときにオコンが「悪かった(Sorry)」と謝罪していれば、フェルスタッペンもあそこまでエキサイトはしていなかったのではないか?と思われる。
オコンは「レースの後のフェルスタッペンの振る舞いには驚かされたよ」と語ったが、むしろ驚いたのは小突かれたオコンが「自分はまったく悪いない」といった表情を見たフェルスタッペンだったのではないだろうか。





実は今シーズン同じようなことが、繰り返されていると オコンのチームメイト ペレスはレース後のインタビューで言う。

オコンはコース上で接触すると必ず”自分は悪くない”と主張するそうだ。1シーズン同じようなポジションで争うペレスだからこそ、言える話だ。





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Last updated  2018.11.14 22:57:32
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