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2019.05.26
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カテゴリ:フォーミュラ1

モナコ公国の全長3.34kmに及ぶ公道サーキットで行われるレースは、コース周囲に立ちはだかるウォールと非常に滑らかな路面が各チームに独特な課題を呈する。マシンの間際に迫るガードレールと、タイトなコーナーという厳しい環境で、直近7年のセーフティカー出動率は100%。一切のミスは許されない。また、カレンダー中最も低速でツィスティなサーキットで、オーバーテイク機会が非常に少ないため、予選で上位グリッドを得ることが通常よりも重要なポイントになる。
今大会ではC5タイヤが今季初登場。C3(ハード/ホワイト)、C4(ミディアム/イエロー)、C5(ソフト/レッド)という最も軟らかいレンジのコンパウンドが配分されたが、全ドライバーが予選ではC5タイムのみで走行した。
ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。過去3戦ではチームメイトのバルテリ・ボッタスに連続ポールを許しており、予選を課題に挙げていたハミルトン。Q1の最初の走行ではボッタスが1分10秒252を叩き出して先行したが、2回目の走行でハミルトンは気迫の走りを見せ、ボッタスの0.086秒上回り、今シーズン2度目、通算85回目のポールポジションを獲得。先輩であり、恩師である故ニキ・ラウダに捧げるポールポジションとなった。
2番手にもバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが今季5度目のフロントローを独占。ニキ・ラウダへのオマージュとしてヘイローのカラーを赤に変えたメルセデスが、前人未到の6戦連続1-2フィニッシュ達成に向けて完璧なスターティンググリッドを獲得した。
3番グリッドはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが獲得。トップから0.475秒差の好走を見せ、フェラーリを上回った。チームメイトのピエール・ガスリーも5番手で予選を終了。しかし、Q2でロマン・グロージャン(ハース)のアタックを妨害したとして審議対象となっている。
対照的にフェラーリ勢はまたも歯車がかみ合わない結果となった。セバスチャン・ベッテルはQ3の最後のアタックにウォールに接触するミスもあり、トップから0.781秒差の4番手。チームメイトのシャルル・ルクレールは、Q1での計量後にチームがカットオフラインを読み間違えて最後のアタックを行わず。Q1敗退の瞬間を迎え、エンジニアに怒りを露わにした。
トロロッソ・ホンダはダニール・クビアトが8番手、アレクサンダー・アルボンが自信Q3初進出を果たして10番グリッドを獲得。ホンダのF1エンジンを搭載するマシンは今季初めて4台揃ってQ3進出を果たしてトップ10入りした。
3強チーム以外のベスト・オブ・ザ・レストにはハースのケビン・マグヌッセンが6番手、7番手にはルノーのダニエル・リカルドが続き、ミッドッフォールドは引き続き混戦状態となっている。





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Last updated  2019.05.26 13:46:30
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