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テーマ:F1ニュース・レース(2364)
カテゴリ:フォーミュラ1
フェラーリは2019F1後半3連勝した。3連続PPからの3連勝!! やっぱりF1ではフェラーリが勝たないと、面白くならない。陽が落ちて決勝の気温は30度、路面温度37度というコンディション。金曜から通して一度も雨は降らず、路面コンディションは向上してきている。開催12年目にして過去最多のべ26万8000人の大観衆に見守られる中、決勝レースがスタートした。 ダニエル・リカルド(ルノー)は予選でMGU-K(運動エネルギー回生システム)の出力が120kWを超える瞬間があったとして失格となり、最後尾グリッドからのスタートを義務づけられた。これを受けてリカルドはMGU-KとCE(コントロールエレクトロニクス)を新品に交換して今季4基目を投入している。FP3のクラッシュでギヤボックスを交換したセルジオ・ペレス(レーシングポイント)も5グリッド降格ペナルティを受け15番グリッドからのスタートとなった。 Q3進出の上位勢はQ2で使用したソフトタイヤ、それ以下はピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)がハードタイヤを履いた以外は全車がミディアムタイヤを履いてスタートに臨んだ。 スタートでポールポジションのチャールズ・ルクレール(フェラーリ)は好発進を決めてホールショットを奪う。ベッテルはルイス・ハミルトン(メルセデス)に襲いかかるがハミルトンがなんとか2番手を守り切った。後方ではニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がターン5でカルロス・サインツJr.(マクラーレン)のインをついて接触し2台ともにピットインを余儀なくされて後退。 ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)もターン1でリカルドと接触してフロントウイングにダメージを負ってピットインを強いられた。 首位ルクレールと2番手ハミルトンは1秒差で周回し、3番手ベッテル以下もほぼ同じ間隔でこれに続く。各車ともタイヤを労るためにペースを抑えて走り、集団はなかなか分散していかない。中団グループ最上位の7番手ランド・ノリス(マクラーレン)も6番手アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)から2.5秒後方で留まっている。7番手以下は8番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、9番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、10番手ガスリー、11番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、12番手ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)という順になった。 最後尾からポジションを上げていくリカルドは、10周目にはDRSを使いターン14でインを突いてクビアトを抜いて12番手まで浮上。クビアトは後方のランス・ストロール(レーシングポイント)にも抜かれて14番手に下がってしまった。クビアトは続いてペレスにも抜かれ、12周目にピットインしてハードに交換し活路を模索することになった。翌13周目にペレスがピットインしてこれをカバーしクビアトの前に留まった。 後続とのギャップが広がらないため上位勢もピットインが出来ず膠着状態に陥る中、19周目にベッテルとフェルスタッペンがピットイン。20周目には首位のルクレールもピットイン。ベッテルの後ろでコースに戻り、ベッテルがアンダーカットを成功させたかたちになった。これに対してボッタスは22周目にピットインするが、ハミルトンはステイアウトして第1スティントをさらに引っ張る作戦に出た。 メルセデスAMGはボッタスにペースを抑えさせ、26周目まで引っ張ってピットインしたハミルトンがボッタスの直前に戻る。これで実質的な順位は首位ベッテル、2番手ルクレール、3番手フェルスタッペン、4番手ハミルトン、5番手ボッタス、6番手アルボンとなるが、ハミルトンだけはタイヤが6〜7周フレッシュなアドバンテージを持つかたちとなった。 スタートからミディアムのまま走りつづけて上位にいたジョビナッツィは、タイヤがタレてきたところにリカルドとターン7で接触し、34周目にピットイン。 その直後、ターン8の出口でロマン・グロージャン(ハース)に押されたラッセルがウォールにクラッシュして今季初のリタイア。これでセーフティカー導入となり、レース序盤にピットインしてハードを最後まで保たせるのは厳しかったヒュルケンベルグとクビアトがピットイン、それぞれ新品のミディアムとソフトに履き替える。 レースは41周目に再開。ベッテルには「スペースを残してリスクを冒さないように」と指示が出ていたが、後続を大きく引き離して首位をキープ。ガスリーはターン7でストロールをパスして11番手に浮上し、ストロールは左フロントタイヤをパンクさせてピットインを余儀なくされた。 43周目、ペレスがターン14手前のバックストレート上にマシンを止めてリタイアとなってしまう。これで再びコース上にはセーフティカーが導入された。 レースは48周目に再開。持てるパワーを最大限に使いたいと訴えるルクレールに対して、チームはマシンをフィニッシュまで持ち帰ることが優先だと伝えルクレールもこれを了承した。 ガスリーはフロントウイングに大きなダメージを負ってペースが上がらないマグヌッセンを抜いて8番手に浮上。ライコネンもペースが伸びず、ヒュルケンベルグが9番手、マグヌッセンとジョビナッツィが10番手を争う。 クビアトは50周目にライコネンのインに飛び込むが接触し、ライコネンの左フロントが壊れてストップ。またしてもセーフティカー導入となった。 レースは52周目に再開。上位勢はポジションを守ってクリーンにリスタートするが、マグヌッセンはやはりペースが振るわずグロージャン、サインツ、リカルドが先行していく。 レースをリードするベッテルは55周目に1分44秒943のファステストラップを記録。57周目にさらにタイムを短縮するが、これをクビアト、そして58周目にはボッタスが1分43秒534で塗り替える。しかしピットインして新品ソフトでアタックしたマグヌッセンが1分42秒301でさらにこれを塗り替えたことで、入賞が条件のファステストポイントを獲るものは現われず。 結局ベッテルはリードを保ったまま61周を走り切り、今季初優勝を挙げた。昨年のベルギーGP以来、1年1カ月ぶりの優勝となる。2位ルクレール、3位フェルスタッペンというトップ3。ハミルトンは4位、ボッタスは5位となり、アルボンが6位。以下は7位ノリス、8位ガスリー、9位ヒュルケンベルグ、10位ジョビナッツィという結果になった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.09.23 11:04:53
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