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2019.11.21
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カテゴリ:フォーミュラ1
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ホンダ製F1パワーユニットを搭載してF1世界選手権に参戦しているレッドブル・レーシングがこの程、「ZERO GRAVITY PIT STOP」と銘打った無重力状態でのピットストップ作業にチャレンジした。
ミルトンキーンズのチームはこれまでに、世界で最も標高の高い場所にあるマーシミク峠や、湖面海抜が世界で最も低い死海脇の公道にショーカーを持ち込み走らせるなど、様々な挑戦を行ってきたが、これに飽き足らず、今回は宇宙飛行士の訓練用の大型ジェット「イリューシン76」にクルマを持ち込み、高度33,000フィート(約10km)でのピットストップ作業に挑戦した。
ロシアで宇宙開発全般を担当している国営企業のロスコスモスの支援のもと、プロジェクトメンバー達は、モスクワ郊外のスターシティにあるユーリ・A・ガガーリン宇宙飛行士訓練センターを訪れた。ピットクルーのメンバー達は、ゼロG状態での戦いに備え、1週間に渡る宇宙飛行士用の短期集中コースを受講した。
実際のフライトでは、45度の角度で上昇した後に、弾道飛行で約22秒間の無重力状態を作り出す。その後はまた同じように上昇し、放物線を描くように何度も上昇と下降を繰り返す方法が取られた。
プロジェクトに指名されたのは2005年型F1マシン「RB1」。現行マシンよりもスリムであるため、カーゴデッキでの取り回しが容易であり、今回の特別なプロジェクトのために倉庫から引っ張り出されたというわけだ。実際のフライトには10名の勇気あるクルーが搭乗した。
無重量状態の開始と終わりの時点でマシンと装備を固定する必要があったため、無重力状態は22秒続くものの、撮影に使える時間は約15秒に設定された。





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Last updated  2019.11.21 21:58:58
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