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テーマ:F1ニュース・レース(2364)
カテゴリ:フォーミュラ1
メルセデスがなりふり構わず、トップ奪取に出た。
最終日はバルテリ・ボッタスが3日間の最速タイムを記録。チームメイトのルイス・ハイルトンも総合2番手タイムを記録し、メルセデスが新車W11のポテンシャルを示して締めくくった。ただC5という一番ソフトを使ってタイムを記録したことに、一抹の不安が残る。 テストは午前と午後の合計8時間のセッションが行われ、開始時刻の午前9時のカタロニア・サーキットは気温5度、路面温度8度とこれまでで最も低い気温でセッションはスタートした。 2020年はプレシーズンテストの日数が8日間から6日間に短縮されており、この日は6チームが午前と午後でドライバーを交代して作業を分担して走行距離を重ねた。 これまで比較的スムーズに進んでいたF1バルセロナテストだが、この日は4度の赤旗中断が入った。午前中にはフェラーリのセバスチャン・ベッテル、ウィリアムズのニコラス・ラティフィに相次いでエンジントラブルが発生。午後には開始30分の時点でケビン・マグヌッセンがターン8でバリアにクラッシュ、また、ルノーのダニエル・リカルドがストップして赤旗中断となった。 3日目のトップタイムを記録したのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。午前中に走行を担当したボッタスは65周を走行し、ピレリの最も柔らかいC5タイヤで1分15秒732をマーク。早くも昨年のF1スペインGPで自身が記録したコースレコードに0.326秒差に迫った。午後からはルイス・ハミルトンが走行を担当。73周を走行して、C5タイヤで初日に自信が記録したタイムを更新し、ボッタスから0.784秒差の総合2番手タイムと1分16秒516をマーク。メルセデスは合計で138周を走り込んだ。 3番手タイムはルノーのエステバン・オコン。76周を走行したC4タイヤでトップから1.3秒遅れとなる1秒17秒102をマーク。午後から走行を担当したダニエル・リカルドはスピンを喫してターン9でストップして赤旗の原因となったが、最後の1時間でコースに復帰。93周を走行して7番手タイムとなる1分17秒574をマークした。トラブルがあったルノーだが、3日間でチームとして最多周回となる169周を走り切った。 4番手タイムはレーシング・ポイントF1チームのランス・ストロール。“ビンク・メルセデス”と称されるRP20はこの日も印象的なペースを見せ、C4タイヤで1分17秒338をマーク。ストロールは116周を走り込んだ。 5番手タイムはアルファタウリ・ホンダのダニール・クビアト。午前中に62周を走行したクビアトはC4タイヤで1分17秒427をマーク。午後からはピエール・ガスリーが走行し59周を走行して9番手タイムとなる1分17秒783をマークした。 6番手タイムは、アルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィが記録。この日の全ドライバー中最多となる152周を走行したアントニオ・ジョビナッツィはC5タイヤで1分17秒469をマーク。ちなみに前日にトップタイムを記録したキミ・ライコネンの1分17秒091は総合3番手タイムとなっている。 8番手タイムはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが記録。午前中に86周を走行したフェルスタッペンはC2タイヤで1分17秒636を記録。午後にはアレクサンダー・アルボンが走行を引き継ぎ83周を走行。C2タイヤで10番手タイムとなる1分18秒154をマークした。 マクラーレンは午前中にカルロス・サインツが76周を走行して11番手タイムとなる1分18秒274をC2タイヤで記録。午後にはランド・ノリスが49周を走行してC3タイヤで14番手タイムとなる1分18秒454でセッションを終えた。 フェラーリは、午前中のセッションでエンジントラブルによってストップ。午後のセッションにむけてエンジンを交換したが、セバスチャン・ベッテルが100周を走り込み、C3タイヤで13番手タイムとなる1分18秒384をマークした。 ウィリアムズのニコラス・ラティフィも午前中にメルセデス製F1エンジンにトラブルが発生して午後に新しいパワーユニットに交換。72周を走行してC3タイヤで14番手タイムとなる1分19秒004をマーク。 ハースF1チームは午前中にロマン・グロージャンが48周を走行してC3タイヤで12番手タイムとなる1分18秒380を記録。午後から走行を担当したケビン・マグヌッセンは開始から30分でターン8でウォールにクラッシュして赤旗中だの原因を作った。ハースF1チームがその後コースに戻ることはなく、マグヌッセンは4周しか走行できなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.02.23 18:13:15
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