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2020.03.05
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カテゴリ:フォーミュラE
2020/3/1に行なわれたフォーミュラEのルーキーテストでトップタイムを記録したのは、日本のスーパーGT、スーパーフォーミュラで活躍するニック・キャシディだった。彼はアウディのカスタマーチームであるヴァージンのマシンをドライブし、2番手以下に0.5秒もの差をつけマラケシュのコースレコードを更新した。
DSテチータのリザーブドライバーを務めるジェームス・ロシターは、スーパーGTやスーパーフォーミュラでキャシディと戦ってきた。ジャン-エリック・ベルニュの代役としてマラケシュePrixのフリー走行に出走したロシターは、キャシディについて次のように語った。
「いやあ、ここでニックに会えるなんて嬉しいよ」
「ニックはF3でトムスのマシンをドライブするために(日本に)来たんだけど、僕の家に来てソファーで寝たりしていたよ。僕たちはスーパーGTで同じチームだったから良き友人だし、とても良い関係を築いている」
「彼はここでレースをする価値のあるドライバーだと思う。彼が日本で成し遂げてきたことは、本当に素晴らしい」
「彼はあの若さ(25歳)にして、日本のモータースポーツで3冠を達成したんだ(全日本F3、スーパーGT、スーパーフォーミュラでタイトル獲得)。これは本当に難しいことだし、彼の速さを保証するものだ」
 またロシターは、キャシディが今後フォーミュラEのパドックにおいて話題の存在になり得るかどうかについて尋ねられると、こう返した。
「どのチームも、ニックが加入してドライブしてくれるなら大歓迎だと思う」
「僕は彼のことをよく知っている。シートに空きがあれば、いきなりトップチームに入ることもあり得るだろう」
当のキャシディはそのようなロシターの賛辞に感謝しつつも、今回のテストの結果がフォーミュラEでの将来に繋がったかどうかに関しては慎重な姿勢を見せた。
「ほら、もう午後5時だ。今日の仕事はこれで終わりだ。何よりも今日自分ができた仕事に満足している」とキャシディは語った。
「これまで僕がやってきたこととは違った経験だった。どのくらい適応できるのか自分自身でも興味があったけど、問題なかったみたいだ。将来どうなるかはまだ分からないね」

キャシディはまた、コースレコードを更新した際のことについて次のように語った。
「正直、トラックの状況がセッション終盤にかけて一気に良くなってくる、という状況には慣れている。だからとても良いラップタイムを記録できたことは分かっていた。ただ、他のドライバーも同じくらいタイムが上がると思っていた」
なお、キャシディは2020年もトムスのドライバーとしてスーパーGT、スーパーフォーミュラの両カテゴリーに参戦予定。昨年タイトルを勝ち取ったスーパーフォーミュラに関しては、連覇を懸けての戦いとなる。





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Last updated  2020.03.05 22:10:42
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