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テーマ:F1ニュース・レース(2364)
カテゴリ:フォーミュラ1
2020第1戦オーストリア 予選
2020年のF1世界選手権 第1戦 オーストリアGPの予選が7月4日(土)にシュピールベルクのレッドブル・リンクで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデスF1)がトップタイムを記録。チームメイトのルイス・ハミルトンが2番手に続き、メルセデスF1がフロントローを独占した。 本来、3月にF1オーストラリアGPで開幕する予定だった2020年のF1世界選手権だが、マクラーレンのチームスタッフに新型コロナウイルスの感染者が出たことを受け、金曜フリー走行の数時間前に中止が決定。 その後、新型コロナウイルスは世界中で猛威を振るい、序盤10戦のキャンセルが決定。F1チームのファクトリーは強制的なシャットダウン期間が設けられ、数か月にわたってF1界は活動休止状態となった。 しかし、今週末にオーストリアでいよいよシーズンは再開。グランプリ週末は観客を入れないクローズドイベントとして開催され、サーキットを含めたF1舞台は外界から隔離されたバブル環境のなかで行われる。チームメンバーを含めた関係者はフェイスガートやマスクの着用が義務付けられ、メカニックハソーシャルディスタンスを守りながら作業を行う。 舞台となるのは豊かな自然に囲まれた風光明媚な「レッドブルリンク」。オーストリアにはレッドブルの本社があり、レッドブルとトロロッソの両チームにとってはホームグランプリとなり、特別なレース週末になる。全長の短いサーキットだが、高速コーナーにロングストレートが組み合わされ、パワーユニットへの負荷が高いコースとなる。 ピレリは、オーストリアにじC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)というコンパウンドが選択。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用されなければならない。また、C4は予選Q3で使用しなければならない。今年は新型コロナウイルスの影響でドライバーのタイヤ選択制が廃止となり、2組のタイヤのハード、3組のミディアム、8組のソフトが配分される。 土曜日のシュピールベルクは好天に恵まれ、気温25度、路面温度53.8度のドライコンディションで予選セッションはスタートした。 Q1では、全ドライバーがソフトタイヤでアタックを開始。1回目のアタックではマックス・フェルスタッペンが1分04秒326でトップに立つ。その後、フェルスタッペンはさらに1分04秒024までタイムを更新してQ1をトップで通過。ケビン・マグヌッセン(ハース)、アルファロメオの2台、ウィリアムズの2台が脱落する。 Q2では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がミディアムタイヤで1回目のアタックを行い、5周して1分4秒フラットで6番手となる。上位勢が1分3秒台に突入するなか、フェルスタッペンは2回目のアタックでソフトタイヤで最後尾でコースイン。他のドライバーの様子を見て、アタックを中止して8番手でクリア。決勝では唯一ミディアムスタートとなる。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、アルファタウリ・ホンダの2台、エステバン・オコン(ルー)、ロマン・グロージャン(ハース)が脱落する。 迎えたQ3。1回目のアタックでバルテリ・ボッタスが1分02秒939でトップに立つ。2番手は0.122秒差でルイス・ハミルトン、3番手に0.612秒差でマックス・フェルスタッペンが続く。ランド・ノリス、ランス・ストロール、ダニエル・リカルドは1アタックにかける。 2回目のアタックでは、バルテリ・ボッタスがコースアウトしてタイムを更新できず。それでも1回目のボッタスのタイムを上回る者は現れず、ボッタスが記念すべき2020年最初のポールポジションを獲得。通算12回目。 2番手にはルイス・ハミルトンが続いてメルセデスF1がフロントローを独占。3番手にはマックス・フェルスタッペンが続いたが0.5秒の差がついた。4番手にはマクラーレンのランド・ノリスが続いた。
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Last updated
2020.07.05 05:28:32
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