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2020.07.12
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カテゴリ:フォーミュラ1
​​ルイス・ハミルトン 徹底した金曜のダミー走行から、一転 最速へ。
雨の中 ただ一人 各セクターを最速で揃えたハミルトンがPPを獲った。まるで金曜は三味線を弾いてたように・・・・・。
「年の功だよね。もうグランプリで二番目の年長者になっちゃった分の経験が、今日のPPになったと思う」と謙遜してルイスは答えた。
フリー走行3回目の後に一旦雨は止んだが、現地時間15時の1時間前に再び降り始めた。そのため、レースコントロールはセッション開始時間を遅らせ、セーフティカーによるコースチェックを繰り返し実施。最終的に46分のディレイを経て、F1シュタイアーマルクGPの予選はスタートした。
【Q1】
全マシンばがウエットタイヤを装着して待機。路面コンディションがどのように変化するかは予測できないため、悪化する場合に備えて各マシンは燃料を多めに積み、基本的にタイヤ交換は行わずにコースに留まったタイムを出していく。また、雨天ではコースオフするドライバーが出てくるか可能性も高いため、タイミングも重要になる。
天気図では雨脚が強まる見込みのため多くのマシンがピットレーン出口に並んですぐにタイムを出しに行く。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が最初にコースインして1分24秒235をマークする。
走行を重ねるたびに路面は改善し、燃料も軽くなることで最後までタイムシートが目まぐるしく変わる。アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)がコースオフしてウォールにヒットするもストップすることなく走行を継続。だが、残り13秒でコース脇にマシンを止めたことで赤旗が提示され、そこでQ1セッションは終了した。
Q1をトップタイムで通過したのはルイス・ハミルトン(1分18秒188)。0.109秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続く。
ノックアウトとなった5台は、キミ・ライコネン(アルファロメオ)、セルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ロマン・グロージャン(ハース)の5台。
ロマン・グロージャンはセッション序盤にコースオフを喫してタイムを出すことができなかった。また初日にドライで競争力を見せていたセルジオ・ペレスはウエットコンディションで実力を発揮できなかった。
【Q2】
15台から10台に絞り込まれる15分間のQ2。気温14度、路面温度は19度。再びセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を先頭にコースイン。全車ウェットタイヤを装着。
Q2をトップで通過したのはルイス・ハミルトンで1分17秒825。再びマックス・フェルスタッペンが0.113秒差で追う。
脱落となったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、ランス・ストロール(レーシング・ポイント)、ダニール・クビアト(アルファタウリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)。
ジョージ・ラッセルは初のQ2進出を12番手で終えた。Q3までの差は0.1秒以内と好パフォーマンスをみせた。11番手終えたシャルル・ルクレールはダニール・クビアトの進路を妨害したとして3グリッド降格ペナルティを科せられた。チームメイトのセバスチャン・ベッテルはQ3に進出しており、先週末とは逆の展開だ。
【Q3】
ポールポジションをかけた12分間のQ3は、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンのポールジション争いとなる。
フェルスタッペンは2番手で最終ラップに突入すると、第1セクターをファステスト・タイム、第2セクターを自己ベストで走るが、前にマシンが走っていた影響もあり、最後から2番目のコーナーでスピン。タイムを更新できず、ルイス・ハミルトンが通算89回目のポールポジションを獲得。フェルスタッペンに1.216秒差という驚異的なタイムシートとなった。
7番手で終えたピエール・ガスリーは新生アルファタウリ・ホンダとして初のQ3進出を果たした。

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Last updated  2020.07.12 16:40:44
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