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テーマ:F1ニュース・レース(2364)
カテゴリ:フォーミュラ1
12/16 アルファタウリは2021のドライバーに角田裕毅を起用することを発表した。
2014年の小林可夢偉以来のレギュラードライバーが誕生することになった。 フランツトスト代表は、レッドブル・ジュニアチームの一員である角田の走りを観察してきた結果、すでにF1ドライバーになる準備はできており、チームにとっても大きな財産になると考えたという。 「レッドブルはここ数年、角田選手のパフォーマンスを注視してきた。彼は我々チームにとって大きな財産になると確信している。今年のF2でのパフォーマンスを見ていると、レースでのアグレッシブな姿勢と技術的な部分に対する理解の深さを持ち合わせていることが分かる」とトスト代表は語る。 「11月にイモラ・サーキットで2018年型のマシンをドライブした際には、レースシミュレーションにおいてラップタイムが非常に安定しており、一日のなかで進歩を見せ、エンジニアに対して優れたフィードバックを提供した」 「また、ホンダのエンジニアともスムーズなコミュニケーションをとっており、来年新しいパワーユニットが出てくるが、それは間違いなくチームの助けになる」 「今週のアブダビでのテストでも、彼の習熟の早さを見て取ることができた。彼はF1ドライバーになる準備ができている」 昇格に当たって 角田本人は「レースの世界で戦う多くのドライバーと同じように、僕にとってもF1ドライバーになることは、小さな頃からの夢でした。ですので、来年からF1の舞台でレースができることを本当にうれしく思っています」 「僕にこのような機会を与えてくれたアルファタウリ、レッドブル、ヘルムート・マルコ博士、それに僕のキャリアを長年にわたりサポートし、欧州で戦うチャンスをくれたホンダにはとても感謝しています」 「また、今年F2を一緒に戦い、僕に多くのことを教えてくれたカーリンをはじめ、これまでのキャリアで所属してきたすべてのチーム・関係者の皆さんにも、この場を借りて感謝の言葉を送ります」 「僕が来年F1でレースをすることは、日本で応援してくれるファンの皆さんの夢を背負って戦うことでもあると思っています。みなさんと一緒にさらなる夢を叶えられるよう、これからも全力で戦っていきます」 と語った。以前から角田の才能を高く評価し、時に叱咤激励しながらもその走りを常に見守り続けたマルコは今回の起用に「日本のモータースポーツ界をまた盛り上げてくれる信じている」とコメントしている。 「Hondaと協力をはじめた時、山本(雅史)さん(ホンダF1マネージングディレクター)に有望な若手ドライバーのリストを頂きました。リストの3選手の中で一番印象を受けたのが裕毅でした」 「その後のF3のテストでは、高速コーナーで素晴らしい走りを見せるなど目を見張るものがありました。HondaにはHondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクトがあり、挑戦ではありましたが彼らと共に裕毅のF3参戦をサポートしました」 「F3では一勝のみで時期尚早という声もありましたが、翌年のF2挑戦は正しい判断をしたと思っています。日本は非常にモータースポーツが盛んな国です」 「ここ10年、F1で成功した日本人はいません。裕毅のように若く、向上心のあるドライバーが日本のモータースポーツ界をまた盛り上げてくれる信じています」 最後に本田技研工業株式会社の八郷隆弘代表取締役社長が祝福のコメントを寄せた。 「まずは角田選手に『F1レギュラードライバー昇格おめでとう!』と伝えたいです。また、F1を夢の舞台として目標とする若手ドライバーたちを長年応援している私たちにとって、角田選手がF1のレギュラードライバーの座をつかんだことはひとつの夢が叶ったことになり、とても嬉しく思います」 「世界最高峰のステージでの戦いはこれまで以上に険しいものになるとは思いますが、世界最速という次の夢を追う角田選手がそこで大活躍をしてくれることを楽しみにしています」
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Last updated
2020.12.16 20:08:38
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