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テーマ:F1ニュース・レース(2364)
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前日までと気候が大きく変わり、気温21度、路温31度という寒いコンディションに。レース中の降水確率は20%。 予選Q1でランド・ノリス(マクラーレン)のアタックを妨害したと判断されたニキータ・マゼピン(ハース)は3グリッド降格ペナルティが科されたものの、20番グリッドに変わりはない。1ストップ作戦になるのか2ストップ作戦になるのか未知数のなか、Q3に進んだ上位10台はQ2で使用したソフトタイヤ、11番グリッド以下もキミ・ライコネン(アルファロメオ)がミディアムタイヤを履いた以外は全車が新品ソフトタイヤを履いてスタートに臨む。 スタートで2番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はハミルトンのスリップストリームからターン1でインに飛び込み、首位を奪い取る。 さらにプッシュして1周目に一気に1.5秒引き離してみせた。後方ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)がターン3で前のハミルトンに詰まったバルテリ・ボッタス(メルセデス)をアウト側から抜いて3番手に上がり、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)もアグレッシブに仕掛けてターン4のアウトからエステバン・オコン(アルピーヌ)を抜いて6番手に上がった。 上位は首位フェルスタッペン、2番手ハミルトン、3番手ルクレール、4番手ボッタス、5番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)、6番手ペレス、7番手オコン、8番手カルロス・サインツ(フェラーリ)、9番手ノリス、10番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)の順だ。ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)は13番手につけるがスタート時にグリッドから前に外れており5秒加算ペナルティを科され、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は18番手に後退。角田はすぐにジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)を抜いて17番手に上がり、5周目のターン1ではミック・シューマッハー(ハース)も抜いて16番手まで挽回する。 2番手ハミルトンはフェルスタッペンと同等のペースで走り、両者のギャップは広がっていかない。後方ではボッタスがルクレールを攻め立てるがなかなか抜けず、上位2台とのギャップはあっという間に広がってしまう。6番手ペレスもリカルドに抑え込まれて本来のペースで走ることができない。 7周目に角田のマシンが燃圧低下で突然シャットダウンしターン10でストップ。再起動を試みるができず、角田はここでリタイア。 セーフティカーが導入され、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)とウイリアムズ二台がピットインしてミディアムに交換する。 レースは11周目に再開。フェルスタッペンは最終コーナーの立ち上がりでリヤをスライドさせるものの、ハミルトンを抑え込んで首位を守る。後続も大きな順位の変化はなくリスタートが切られ、ここからは各車がタイヤをいたわるために前走車とのギャップをやや広げて走り膠着状態が続く。 18周目になるとハミルトンやボッタスはタイヤの性能低下が始まったと訴える。ガスリーはここでピットインして5秒ペナルティを消化しミディアムに交換。ガスリーのペースを見て21周目にはアロンソとセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がピットイン、22周目にはサインツとランス・ストロール(アストンマーティン)もピットインしてこちらもミディアムに履き替える。 23周目にボッタス、オコン、ノリスがピットインし、24周目にはハミルトンに0.5秒差まで迫られたフェルスタッペンがピットインするが左リヤの用意ができておらず4.2秒を要する。これに対してハミルトンはステイアウトし第1スティントを引っ張る作戦に出る。 7周目にペレスがピットインし、28周目にはハミルトンもピットインをしてミディアムに交換。この間にフェルスタッペンとのギャップは6秒に広がるが、ハミルトンは4周フレッシュなタイヤで走行し、ファステストラップを連発してフェルスタッペンとのギャップを一気に縮めていく。 ルクレールも28周目にピットインしてボッタスの後方に戻り、これでライコネン以外の全車がピットインを済ませて首位フェルスタッペン、2番手ハミルトン、3番手ボッタス、4番手ルクレール、5番手リカルド、6番手ペレスの順。7番手にはミディアムスタートのライコネンがステイアウトし、37周目まで第1スティントを引っ張った。 ハミルトンは35周目に1秒以内に追い着きDRS圏内に入ってくるが、36周目にはフェルスタッペンもペースを上げて再びDRS圏外に引き離し、両者は一進一退の攻防が続く。 42周目、ハミルトンはコース上での逆転が難しいと判断してピットインし、予選で使ったミディアムタイヤに履き替え、22秒後方からタイヤの差を使って追い上げる。これに対しレッドブルは反応せずステイアウトを選択する。ハミルトンは1分20秒代後半のタイムで周回し、22秒台中盤で走る首位フェルスタッペンとのギャップをどんどん縮めていく。その一方でフェルスタッペンはタイヤを最後まで保たせることができるか分からないと訴える。 ペレスは46周目のターン1でアウトからリカルドを抜いて5番手に浮上。リカルドはこれでピットインしてソフトに交換しオコンの後ろでコース復帰し、サインツもこれに続き7番手ノリスの後方に戻り、首位争いと同様に1ストップ対2ストップ作戦の戦いとなる。51周目のターン1でサインツはノリスをパスして8番手へ。54周目にはオコンも抜いて7番手に上がった。ノリスはたまらずピットインしてアルピーヌ勢の後方に戻る。 52周目にハミルトンは2番手ボッタスに追い着き、チームからはホールドアップするなと指示が飛んでいたもののボッタスはすぐには譲らず、ハミルトンはターン10まで抑えられてややタイムロスを喫する。ボッタスは53周目にピットインしソフトに履き替えてルクレールの5秒後ろ4番手でコースに戻り、57周目のターン1でDRSを使って抜き3番手に復帰する。 バイブレーションに苦しんでいたペレスは、57周目にピットインしてソフトに履き替える。これを受けてルクレールもフリーストップでピットインしてソフトに交換した。 60周目のメインストレートでハミルトンはフェルスタッペンの背後に追い着き、フェルスタッペンはストレートでウィービングをしてトウを外そうとするがDRSで易々と抜かれ首位を奪われてしまった。 まるで2019のハンガリーGPのデジャビュを見るようなレース展開となった。 フェルスタッペンはレース後 「あれじゃ二戦続けて、僕は良いカモだ。ホンダがメルセデスに比べて負けてる所がまだまだ多い。どうしてもルイスの方がタイヤ持ちが良い。このレースはメルセデスの戦略に負けた」と語った。 フェルスタッペンは3番手ボッタスとのギャップが充分にあるためピットインして新品のソフトに交換しファステストラップを狙い、62周目に1分18秒149を記録する。 ストロールとアロンソが61周目のターン1で接触し、タイヤがタレたアロンソはピットインを余儀なくされた。62周目にはガスリーがタイヤのタレたストロールを抜いて10番手まで挽回を果たした。 ハミルトンはファステストラップ狙いのピットストップを行わず、そのままリードを保って66周を走り切り、100回目のポールポジションからポール・トゥ・ウインで自身通算98勝目を飾った。 2位のフェルスタッペンはファステストポイントを加えて19点を確保。3位ボッタス、4位ルクレール、5位ペレス、6位リカルド、7位サインツ、8位ノリス、9位オコン、10位ガスリーという結果となった。
第4戦の Driver of the day には逆転優勝したハミルトンのモノとなった。 次戦は伝統のモナコGP。ポジションキープが絶対のコース。 2018のリカルドのように、トップにいて、電気回生が25周に壊れて、以降チェッカーまで他車より130PS少ない形で 78周をトップで走りきってしまう。ラップが3秒遅くなっても、モナコでは抜けない・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.05.13 23:17:56
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