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テーマ:F1ニュース・レース(2364)
カテゴリ:2022フォーミュラ1
決勝は日本時間27日(日)26時にブラックアウトを迎え、1周6175mのコースを50周する事で争われた。現地ジェッダは晴れ、チャンピオンシップポイントを争う決勝のフォーメーションラップは気温25.3℃、路面28.5℃、湿度58%、気圧1012.7hPaのドライコンディションで開始された。 スタートタイヤ選択に関しては、マグヌッセン、ハミルトン、ニコ・ヒュルケンベルグの3台がハードを、その他はミディアムを選択した。 注目のオープニングラップでは、フェルスタッペンがサインツをターン2で交わして3番手に浮上。ポールシッターのペレスは堅実なスタートを切ってラップをリードした。 ローンチに問題を抱えるアルファロメオC42を駆る12番グリッドの周冠宇はオープニングラップを終えて17番手にまで大きく後退。更に、コース外走行で5秒ペナルティを科されたものの、ピットストップの際に適切に消化されていなかったとして追加でドライブスルー・ペナルティーが言い渡された。それでも最後まで集中力を切らさず、ポイントまであと一歩の11位でフィニッシュした。 アルピーヌは序盤からチームメイト同士で激しいポジション争いを繰り広げた。抜きつ抜かれつの攻防が展開された事で、5番手を走行していたラッセルは徐々にギャップを築いていき、後方を走っていたボッタスは漁夫の利を得て13周目にオコンをパス。間に割って入った。 ピット戦略で先陣を切ったのはマクラーレン。11周目にリカルドにハードタイヤを履かせた。すると15周目にはフェラーリがペレスへのアンダーカット狙いでルクレールにピットインを指示。これに反応したレッドブルが先にペレスをピットに入れたため、ルクレールはステイアウトした。これがペレスの不運に繋がる。 翌16周目にラティフィが前日の予選に引き続きクラッシュ。最終コーナーにクルマを停めたためVSCが導入された。トップ3を走行していたルクレール、フェルスタッペン、サインツがピットイン。ペルスは4番手に後退し、同じ様に直前にピットインしていたガスリーもポジションを落とした。レースコントロールはその後、SCに切り替えた。 SCラップ中にピットに入ったカルロス・サインツ(フェラーリ)は、コースへと戻ったところでペレスとサイド・バイ・サイドになった。ペレスは一旦、前に出たものの、コース上での追い抜きと見なされペナルティが科されるリスクがあったため、レッドブルはサインツにポジションを返上するよう指示を出した。 レースは21周目にリスタートを迎えた。トップを争うルクレールとフェルスタッペンは互いにファテストラップを連発。3番手サインツを徐々に引き離していった。 アロンソは7番手を走行していた36周目のホームストレートで失速。パワーを失ったとの報告に続き、スロー走行でピットへと向かった。 その直後の37周目には10番手を走行していたリカルドがピットレーン入口付近でストップ。黄旗が振られると今度はボッタスがピットに戻りクルマをガレージに収めた。混沌とした中盤だった。 このタイミングでハードスタート組のマグヌッセンがピットイン。ミディアムに交換してピットアウトすると、その直後にヒュルケンベルグがピットに入りミディアムに。コースへと戻ろうとしたその瞬間、今度はピットレーンが閉鎖された。アロンソがピットまで戻れずピットレーン入口で力尽きた。 レースは41周目に再開された。ピット閉鎖に伴い、ハードスタート勢の中で唯一、ハミルトンだけはグリーンフラッグ下でピットストップを行う事となった。 再開のタイミングを狙って仕掛けたフェルスタッペンは、42周目の最終コーナーを前にルクレールを交わしたものの、これに続くホームストレートでDRSを得たルクレールに抜き返され、再び2番手に後退した。 翌周も同じ展開になる事を防ぐべく、フェルスタッペンはルクレールに追いつきながらも敢えて最終コーナーを前に減速。ただルクレールもフェルスタッペンの狙いは分かっており、同じ様にアクセルを緩めてホームストレートでの追い抜きを阻止した。 勝利の方程式は、最終コーナーで接近し、DRSを使ってホームストレートで抜き去る戦術に絞られた。フェルスタッペンは46周目にこれを成功させてターン1で追い抜くと、同じ展開での逆襲を避けるべくファステストを記録してルクレールを引き離しにかかった。 だがルクレールも必死にこれに食らいつき、両者一歩も譲らぬ展開に。だが残り2周というタイミングでランス・ストロールとアレックス・アルボンがターン1で接触。これにより黄旗が振られ、セクター1での追い抜きのチャンスが失われた。 最終的にフェルスタッペンはコンマ5秒という僅かの差で逃げ切り、今季初のトップチェッカーを受けた。
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Last updated
2022.04.16 22:22:32
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