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テーマ:F1ニュース・レース(2364)
カテゴリ:2022フォーミュラ1
2022シーズンFIA-F1世界選手権第10戦イギリスGP カルロス・サインツ(フェラーリ)が通算150戦(エントリー151戦)で初優勝。初優勝は、見た目 ポール・トゥ・ウインに。 2位はセルジオ・ペレス(レッドブル)。チャールズ・ルクレール(フェラーリ)に衝突された事でフロントウイングを破損し、早々に最後尾にまで転落しながらも不死鳥のように蘇った。 3位表彰台にはルイス・ハミルトン(メルセデス)が滑り込み、地元ファンを歓喜させた。 決勝レース マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はソフトタイヤを選択し、序盤から逃げることを選び、まんまと作戦が成功しスタート直後にトップに躍り出た。 サインツ、ルクレールのフェラーリは、2位、4位とポジションを下げ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)も3位に上げる。すぐ後ろにセルジオ・ペレス(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)と続く。 ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、何を考えたかハードタイヤを選択する。案の定 スタートでの蹴りだしが悪く、また出遅れも響き、大きく後続に飲み込まれる。ピエール・ガスリー(アルファタウリ)が、中央寄りにスタートを決めた、その位置へ、ラッセルが不用意にハンドルを切ったため、ラッセルの左後輪とガスリーの右前輪が接触。ラッセルは、スピン状態になり、周冠宇(アルファロメオ)に激突。そのショックで周冠宇は横向きから、今年のグランドエフェクトマシンの特徴の悪い面、マシンが少しでも斜めに浮き上がると、横転する状況になり、周冠宇はひっくり返ったマシンでグラベルを横断し、キャッチネットで止まった。 さらにその後方ではセバスチャン・ベッテル(アウトンマーティン)がアレックス・アルボン(ウィリアムズ)のリアに突っ込み、イン側の壁に正面から激突。弾き返されたアルボンがエステバン・オコン(アルピーヌ)と角田裕毅(アルファタウリ)に衝突。少なくとも5台が事故に巻き込まれ、スタートから数秒でレースは赤旗中断となった。 周冠宇、アルボンはメディカルセンターに運ばれた。周冠宇はレース中に医師の許可を得てメディカルセンターからパドックに戻った。アルボンは 首の違和感と両手の苦痛を訴え、メディカルセンターから病院へ搬送された。 およそ1時間後、アルボンと周冠宇、ラッセルの3名を除く17名で行われる。 注目のタイヤ選択は、フェルスタッペンがミディアムに戻した一方で、ラティフィ、ガスリー、角田、オコン、ベッテルはソフトを選択した。ランド・ノリス(マクラーレン)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、マグヌッセン、ランス・ストロール(アストンマーティン)以外は、新品のミディアム。 再スタート。サインツがポールからトップを死守。ターン3ではサインツがフェルスタッペンを牽制しすぎで、アウトにはらんだインサイドにルクレールとペレスが飛び込み、4ワイド。 ルクレールとペレスがわずかに接触し、ペレスはフロントウイングの右翼端板を失ったが、そのまま走り続けている。ソフトのガスリー、角田は7、9番手まで順位を上げた。 6周目、ペレスがピットイン。ノーズを交換し、最下位17番手に後退した。その間にハミルトンがノリスをかわして、サインツ、フェルスタッペン、ルクレールに次ぐ4番手につけた。 序盤はフェルスタッペンが1秒以内でサインツを追う展開。「彼の方が速い」と警戒していたサインツは、超高速のチャペルでコースオフ。フェルスタッペンが首位を奪った。直後には7、8番手まで順位を上げていたガスリーと角田が同士打ちを喫し、13、15番手まで後退した。 そして12周目には、フェルスタッペンがペースを落としサインツに抜き返されてしまう。コース上のデブリを踏んだことによるスローパンクチャーだ。再びミディアムに履き替え、6番手でコースに復帰した。しかしその後も、「リヤがおかしい」「100%壊れている」と違和感を訴え、ペースが伸びない。チームからは、「フロアのダメージだ。致命的ではないが、パフォーマンスは低下する」と伝えられた。その間に3番手ハミルトンは最速タイムを連発し、サインツ、ルクレールのフェラーリ勢に迫る。ペースに優るルクレールはサインツの0.6秒差につけ、チームに順位交替を促している。 17周目、ハミルトンはルクレールの3秒差まで迫った。ルクレールは「もっと速く走りたい」とあきらかに苛立っているが、初優勝のかかるサインツも簡単に首位は譲れない。しかしサインツにピットインの指示が出て、21周目にハードに履き替え、3番手に後退した。 首位に立ったルクレールだが、ペースが伸びない。22周目には、ハミルトンとの差は2秒まで縮まった。一方6番手のフェルスタッペンはハミルトンより2秒遅く、24周目にハードに交換。コース復帰直後にベッテルに抜かれ、8番手まで順位を下げた。 26周目、首位ルクレールがピットイン。サインツの背後、3番手でコースに復帰した。今季初めて首位を走るハミルトンは、「まだタイヤは全然大丈夫だ」と、ハイペースを維持している。フレッシュタイヤのルクレールも最速タイムを連発し、31周目にはペースの伸びないサインツが2番手を譲った。 34周目。ハミルトンがピットイン。滞留時間4秒3とやや長く、フェラーリ2台の背後の3番手でコースに復帰した。とはいえサインツより13周、ルクレールより8周フレッシュのタイヤを履いている。4番手まで順位を上げたペレスは、ルクレールの20秒落ち。これで優勝争いは、上位3台に完全に絞られたかに思われた。 ところが38周目、フェルスタッペンを抜いて8番手に上がっていたオコンが、コプス手前でストップ。これでセーフティカー(SC)が導入される。ルクレールがステイアウトする間に、サインツ、ハミルトン、ペレスはピットに向かい、新品ソフトに履き替えた。これでペレスも僅差の4番手に。5番手以下のドライバーも、マグヌッセン以外は全員ピットインした。 43周目、レース再開。ペレスがハミルトンを抜き去り、直後にサインツがルクレールをかわした。ハードを履き続けたルクレールが、ペレスとハミルトンに追われる。その間にサインツは、みるみる差を広げていく。 6周目、ルクレールとペレスがバトルを繰り広げる間に、ハミルトンが2台をごぼう抜きして一気に2番手に。しかしペレスがすぐに抜き返し、ハミルトンはルクレールにもかわされる。そこにアロンソ、ノリスも加わり、5台による2位争いとなった。ハミルトンは何度もルクレールの前に出るが、そのたびにルクレールが抜き返す。しかし48周目のルフィールドで力尽きた。 この攻防でタイヤを使い果たしたか、ルクレールはアロンソに激しく追われる。しかし何とか耐えしのいだ。首位を快走したサインツが、デビュー151戦目にしてついに初優勝。2位ペレス、そして3位に入ったハミルトンは、最終周に最速ラップを叩き出し、メルセデス本格復活を印象づけた。 4位ルクレール、5位アロンソ、6位ノリス、7位フェルスタッペン。ミック・シューマッハーが8位に入り、F1初入賞を果たした。9位ベッテル、10位マグヌッセン。角田は最下位14位完走。ガスリーはリヤウイングトラブルで、27周目にリタイアだった。
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Last updated
2022.07.10 21:55:59
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