|
カテゴリ:内装屋さん
若者の言葉が乱れていると大人たちが嘆くのは、いつの時代でも同じだが、そう言う大人たちも結構間違った日本語を平気で使っているもの。調べてみるときりがないのだが、特に、ビジネスシーンで気になった言葉について挙げてみた。
・ご覧いただけましたでしょうか 「いただく」は「もらう」の謙譲語 正しくは「ご覧くださいましたでしょうか」 ・ゴルフはおやりになりますか 「やる」はセックスを意味することもある決して品のいい言葉ではない 正しくは「ゴルフはなさいますか」 ・厚くおわび申し上げます 「厚く」は「厚くお礼申し上げます」のようによいことに対して使う言葉 正しくは「深くおわび申し上げます」 ・○○さんはおられますか 「おる」は「いる」の謙譲語 正しくは「○○さんはいらっしゃいますか」 ・お見えになられました 「お見えになる」だけで「来る」の尊敬語 さらに尊敬語である「れる」をつけると二重敬語 正しくは「お見えになりました」 ・お会いしていただけませんでしょうか 「お~する」は「私がお会いする」というように自分の行為を表す謙譲語 正しくは「会っていただけませんでしょうか」 ・おっしゃられました 「おっしゃる」がすでに「言う」の尊敬語 さらに「れる」をつけるのは二重敬語で誤り 正しくは「おっしゃいました」 ・お求めやすいお値段 動詞に「お」をつける時は、「お~になる」とするのが正しい形 「お入りやすい」「お支払いやすい」「お書きやすい」とは言わない 正しくは「お求めになりやすいお値段」 「お分かりにくい」も正しくは「お分かりになりにくい」 ・ご利用できます 「お(ご)~できる」は「お渡しできます」「お届けできます」のように 自分の行為について使う謙譲語 「ご利用できます」のようにお客様や相手の行為に対して使うのは誤った使い方 相手の行為に対して敬意を払う場合は「お(ご)~なれる」 正しくは「ご利用になれます」 「ご乗車できません」も正しくは「ご乗車になれません」 「お持ち帰りできる」「ご来場できる」「ご加入できる」なども同様 ・ご出発される 「お(ご)~される」は二重敬語で尊敬語としてはおかしいと言われている 正しくは「出発される」「出発なさる」「ご出発なさる」「ご出発になる」 「ご用意される」「ご利用される」「ご参加される」「ご訪問される」なども同様 ・お気をつけてください 「お気をつけ」というのは名詞で「て」という助詞はつかない 助詞は動詞につくものなのに名詞を動詞扱いしてしまっている 正しくは「お気をつけになって下さい」 ・ご持参ください 持参は謙譲の意味 正しくは「お持ちください」 ・体調をこわす 正しくは「体調を崩す」 こわすを使う場合は「体をこわす」 ・ひとだんらく(一段落) 正しくは「いちだんらく」 ・お問い合わせ先は・・・ 「問い合わせ先」はこちらの部署だから「お」はつけられない 「お問い合わせは・・・」の時は相手の行為なので「お」をつける そりゃその通りだと思うのもあるけれど、うーん、確かに言われればそうかもしれないけど、なかなか・・・というものもあり、結構難しいもんですよね。 作詞家は、国語の先生でも日本語の研究者でもないけれど、言葉を使う職業としては、正しい日本語を身につけなければならないと、常に心がけている。 みなさん、正しい日本語使ってますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月15日 18時44分15秒
コメント(0) | コメントを書く |
|