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財)日本ファッション協会　流行色情報センター（JAFCA）では、このほど2007-2008年リビングカラー（年1回）と2007年秋冬ファッションカラーを発表した。

2007-2008年リビングカラーは、「passion（パッション）――内に秘めた、静かに燃えるパッション」というテーマの下、「はかなさ」や「ワビサビ」など五感を大切にする日本人の美意識に着目しカラーを選定、特に「潔さ」を感じさせるメリハリのあるカラー提案となっているのが特徴である。

具体的には、カラーパレット（右写真）に大きな面積で配されたブラック系とホワイト系はベースとなるカラーとして注目される。木質系、インテリアファブリックスでも人気となったダークブラウンに変わり、質感豊かなブラックとホワイトが市場に新鮮さを提供する。
中明度のグレー系もブラック同様活用したいカラーで、強いピンク、ブルーはアクセントカラーとして注目したい。

また、2007年秋冬ファッションカラー（レディスウェア、メンズウェア）では、昨今の景気回復基調の影響を受け、前季2007年春夏シーズンよりトレンドが「静」から「動」へ転換、従来の自然、LOHAS、レトロ、ノスタルジーといった静的なイメージから、科学、人工、ハイテク、モダンといったシャープなトレンドがカラーのキーワードとなり、色の表現力、コントラストをより強める方向にある。
その中で、今シーズンのトップトレンドは黒から発展したブラキッシュカラー、ライトグレーからダークグレーに至るさまざまな明暗段階のグレー系が重要としている。