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テーマ:暮らしを楽しむ(388565)
カテゴリ:本日の一杯
先日、フランスはサヴォワ地方の白ワインを、千円台の格安で入手できた。
ヴィンテージは優良な2003年。 この地方のワインは輸出比率が1%未満なので、日本では殆ど見かけない。 私がよく足を運ぶ輸入食材店にも、一度も入荷した覚えは無い。 それもそのはず、生産の大部分を自家消費用か地元観光店へさばかれてしまう。 今回のボトルはCHATEAU(シャトー)ものなので、 小規模な生産者が多いこの地方のものとしては、当然かもしれない。 AOCワインなので、品質は高い方だろう。 ***テイスティング*** ややくぐもった感じの濃い黄色をしている。 ヴィンテージの影響か、トロピカルなフルーツと溌剌とした早熟なパイナップル、 柑橘系の複雑なフレーバー。 元気で若々しい感じがする。 飲み口は中庸な厚みで、やや濃厚な転がり方・・。 コーヒーで喩えるなら、アメリカンがフレッシュな白ワインに相当すると、 このサヴォワはミルクを入れたレギュラー・コーヒーかな。 酸味は強くなく、この地方の伝統料理チーズフォンデュと相性が良さそう。 私は天邪鬼なのか、アラビアータと合わせてしまった。 少し強めに冷やすと和食にも合いそうな気がする。 ********************************************************************** VIN DE SAVOIE(サヴォワ地方のワイン) AOC認定 スイスとの国境に位置し、レマン湖を水源とするローヌ川沿いにあるワイン生産地。 VIN DE SAVOIEは20世紀後半に認定された、比較的新しいワイン生産地。 中心都市はFRANGY(フランジィ)になる。 生産するワインは多種多様で、赤・白・ロゼ・発泡性。 石灰質土壌のため、生産の7割が白ワイン。 白ワイン用のブドウ品種は、アリゴテ、アルテス、ジャケール、マルヴォワジー、 シャスラなどと多い。 特にアルテス、シャスラはこの地方だけの品種で、シャスラのものは 数年の熟成を必要とする長熟用。 シェリーが好きな方は、質の良いシャスラも飲んでみると面白いだろう。 サヴォワのワイン シャスラ種を使ったワイン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 17, 2006 12:55:15 PM
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