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カテゴリ:お酒の旬な話題
私は焼酎が飲めないのだが、速報を一本。
いいちこなどの焼酎が、来年はじめから8%強値上げされる。 原材料であるオーストラリア産大麦が、現地の大干ばつの影響で価格高騰しているからだ。 この干ばつの影響は深刻で、収穫が昨年比半分以下に落ち込んだ農家もあるくらい。 穀物価格高騰の背景には、原油価格上昇→バイオエタノールの需要が増大→ 穀物の需要が逼迫、という構図にも原因がある。 BRICSなどの新興国での勃興で、需要が旺盛なのもその一つ。 穀物価格の先行きを決めるのは、上記の需要と供給のバランスや作柄以外に、 商品先物市場の影響も大いにある。 潤沢なオイルマネー、世界的な金余りを背景に、商品市況はカイ優勢だ。 いわゆる投機マネーである。 これらの情勢から暫くは穀物価格は高止まり、又は上昇が続くかもしれない。 穀物を使ったお酒は沢山ある。 スコッチ、アイリッシュ・ウィスキーは大麦、ウォッカは小麦などの穀類、 ビールは麦やホップ。 年初と比べると、確実に上昇してきているお酒類。 来年も価格上昇が続くだろう。 個人的にはお酒はセールなどを利用して、底値付近で買っている。 ウィスキーの処分品はお買い目で、業者がユーロ安の頃に仕入れたものが、 数年前の価格で放出される時があるのだ。 ワインはちょっと放出品だと心配だが、ウィスキーなら大丈夫だろー。 ただ商品先物市場の規模は、日本円で数兆から数十兆円と非常に小さい。 因みに日本の外貨準備高は100兆円ほど、国家予算が85兆円くらいである。 (外貨準備は、生意気?にもチャイナがNo.1だ。) 故に何かが起これば、商品市況は暴落だってありうる。 規模が小さいから、ボラティリティー(価格変動の幅)が大きいのだ。 価格が8%上昇したから、飲む量は反対に8%減らそう・・。 そんなセコいことは、このバッカスはしない! これからもいっぱい飲もう☆ ※この記事を読んで先物でスッテンテンになっても、私は責任とらん! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 6, 2007 09:34:23 PM
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