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January 18, 2008
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カテゴリ:疑問符
先日、製紙業界No.2である日○製紙G本社が、
再生紙を使用した年賀はがきの古紙含有率が、規定よりも大幅に下回っていると報道された。
含有率は1%程度だと明らかにされた。
古紙含有率が1%って、再生紙と言えるのか??
その後、製紙大手に調査の手が伸び、業界最王手の王○製紙や中堅の○菱製紙でも、
再生紙として認定されている古紙の含有率が、大幅に低いことが明らかにされた。
各企業は古紙の需要が旺盛で、手に入り辛いからヤッたと言っている。
つまりはコストUPに繋がるから、古紙の含有率を下げたと遠回しに言っているのでは?
今回の事件は、再生紙は環境に優しいと思っていた消費者を裏切る、
大変由々しき事態である!!
そういう消費者の事を思ってか、
富○XEROXなどは、上記企業からの再生紙購入を一時停止の措置を取る予定である。
建築基準法改正に似た、GDPの押し下げ原因になりそーだ。

私としても、再生紙利用と書かれたはがきやコピー用紙は、
何年も前から好感を抱いていただけに、非常に残念である。
同時に私は投資家でもある為、暫くは上記の企業の株や社債を売買しないつもりだ。
危うく数日前に、日○製紙G本社に投資しようと思ったのだが、
何故か買おうと思わなかったのでセーフである。
はがき買えないのは大変困るので、仕方なく買うが・・。

今回の報道で、前々(1年以上前)から思っていた事をぶっちゃける。
近年の景気拡大は、『いざなぎ景気』を超える長期の景気拡大期だと、
何度もメディアを賑わせてきた。
だがその裏は、『偽』を装ってあたかも企業業績が好調であるかのような、
これまたある種の『偽』である景気拡大期ではなかろうか?
違法とも捉えられるコスト削減手法で、利益の上乗せや捻出・・。
実際に個人消費は一部を除いて厳しい状況であるし、
企業倒産件数も増加傾向にある。
中小企業の景気の良さを示す、業況判断指数も悪い傾向にある。
その倒産している企業というのは、個人消費に直結する業種が大半であるのも不安だ。
政府発表の景気の強さと、国民が感じている景気の実感には、大きな温度差があるようだ。

こうも書いてしまうと日本のお先は暗いと思われがちだが、
環境と省エネ、新エネルギーで世界をリード出来る技術力は持っていると思っている。
今回の事件の原因となった古紙の入手困難でも、
中国の需要に負けない流通ネットワークを構築していれば、ある程度は防げたはずだ。
それが難しいのであれば、あとは小資源ニッポンを覆すしかなかろう。



ぽっちん





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Last updated  January 19, 2008 09:59:21 AM
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