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テーマ:今日の出来事(292915)
カテゴリ:疑問符
今朝の朝刊を読んでて、呆れる記事を発見した。
経済産業省の北畑隆生事務次官がとある講演会で、 デイトレーダー(ネットなどで日計りで株式の売買を行う投資家の事)に対して、 こんな発言をしていた。 『デイトレーダーは投資した会社の経営には、全く関心が無い。 本当は競輪場か競馬場に行っていた人が、パソコンを使って証券市場に来た。 最も堕落した株主の典型だ。 バカで浮気で無責任と言うやつですから、会社の重要な議決権を与える必要は無い!』 だってさ! なんともデイトレーダーと言うか、投資家をおちょくった発言である。 『貯蓄から投資へ』と勧誘している政府が、しかも政府高官がこのザマ。 株式への個人投資家離れが叫ばれる中で、非常識極まりないコメントじゃあ~りませんか。 先日発表された投資主体別売買構成では、日本市場における個人投資家の比率は、 20%を切ってしまった。 70%あまりが外国人投資家で、残りは年金運用などの機関投資家。 こういった現状を気にせず、個人的な不満を小噴火させたに過ぎないと思う。 彼は株・投資で大損こいてるな・・(笑) また外国人投資家は、こんな政府高官のいる日本のマーケットをどう思うだろうか? 東京証券取引所を、 数年前からアジアの中心的市場として発展させたいと言っている日本政府は、 心の内では投資家全般を軽視しているようにも映ってしまう気がする。 だから最近流行の、 『ジャパン・パッシング(日本の素通り)』が起きているのかもしれない。 遅々として進まぬ規制緩和や、グローバル・スタンダードへの遅れ、 経済の活気の無さも加わっているのだが・・。 まぁ、長期投資が全てではないし。 個人投資家も色んなタイプがいるんだから、色んな投資スタンスがあっても良いだろう。 デイトレは、リスク管理の一つの手法と思っている。 例えば、去年の初夏にトヨタ自動車の株を、長期保有で買ったとしよう。 何もしていなければ、今は去年のマイナス50%くらいの資産価値になってしまっている。 だがデイトレをやっていれば、損失を圧縮できるどころかプラスにだって。 相場の谷で仕込んで、山でいったん売却。 下落相場でも諦めないで、ケアする事が大切だ。 北畑次官は、デイトレで利益を上げることが非常に難しい事を、解っているのだろうか? 上昇相場で稼ぐのは誰でも可能だが、 日経平均が\600-とか下がる中で運用益プラス4%とかは、中々やり甲斐がある。 いっぺんデイトレをやってもらいたいものだ。 私もよくデイトレをするのだが、投資する企業はハイテク・環境関連が中心だ。 投資前には、会社四季報で企業チェックは勿論、過去の有価証券報告書に目を通す。 企業業績が肝心だからだ。 その企業がアパレル等なら、実際の店舗に出向いてリサーチもするし。 どんな製品を扱っていたり、サービスがあるとかは投資前に把握すべきだと思ってる。 実際に投資する際には、株価の推移をグラフ化したチャートでトレンドを確認し、 VWAPや各種指標を判断して、割安で仕込む。 チャートが天井付近と思ったら、別の企業を探す。 時々刻々と変わるファンダメンタルズや為替、日経平均等の情報を元に、 売買のタイミングを計る。 デイトレーダー全てが、ここまでやっているかは解らないが、 少なくとも私のような個人投資家がいる事を理解してもらいたい。 まぁ私の場合は、小学生の頃から日経新聞を読んでたくらいに経済の事が好きなので、 投資は勉強程度にしか捉えていない。 因みに私は、競馬やパチンコはやらない主義だ。 今週は3連休で、相場とも暫しのお別れ・・。 たまった『クローズアップ現代』でも見るとしよう。 日経新聞の裏を読め お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 18, 2008 10:43:48 PM
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