|
テーマ:暮らしを楽しむ(387684)
カテゴリ:今日のお買い物
先日完成した真空管(5A6)式ヘッドフォン・アンプ。
それの電源コードは、オシロスコープ付属の何とも冴えないのをあり合わせていた。 写真の真ん中の、灰色のがそれである。 音質うんぬんよりも、ちゃんと絶縁されて電気を供給すりゃー良い。 その程度の電源コードだ。 何よりもIECインレット対応の、電源コードのスペアが無いのだ! アンプの出力をオシロで見た時なんか、AC用メタルコンセントのメスにクリップ咥えさせて アンプのスイッチから電源供給・・。 あぶねぇなー!! 電気主任技術者がやるよーな事じゃない。 これからもIECインレット対応のアンプを作らないとも限らないので、 電源ケーブルを試作してみることに。 必要なのは電源プラグ、ケーブル、IECコネクターと工具。 電源プラグを検索してみると、1個\20,000-とかの雲の上レベルのから\2,000-くらいの 入門用まで幅広い。 1つのパーツで\3,000-くらいのが妥当だな。 そこそこの部品使って最大限の効果。 これが最初の一歩にとって無難な選択肢だろう。 \20,000-の買って外したら、『フレンチ行ってディナー食べてた方がマシだ』になっちまう。 それはさて置き気になったのが、フルテック製の高純度銅ブレード採用のモデル。 型式はFI-11M(Cu)だったかな。 コンセントに刺すブレードに純度の高い銅(OFC)を採用し、無メッキ。 この部分の素材は、大部分の製品がリン青銅や真鍮、ベリリウム銅を使っている。 銅に比べ導電率がかなり低いものばかりだ。 メッキしてないのもポイントが高い。 何回も抜き差ししてると、メッキが剥がれて地肌がコンニチワ・・。 これは頂けない。 FI-11M(Cu)は\3,200-くらいだった。 IECコネクターもフルテックの純銅のを揃えたかったが、形状が大きいのでパス。 5A6ヘッドフォン・アンプにインシュレータ履かせないと、フルテックのは刺せない(笑) インレットが装置の下の方に位置するから。 硬質ロジウムメッキ採用の平べったいのにした。 アンプ側のIECインレットが、硬質ロジウムメッキ採用だからってのもある。 \2,800-くらいだったかな。 4781BSRとゆ型式だったと思う。 電源プラグとIECコネクターは、楽天のJoshin-webで購入。 ただ単に、有効期限の切れるポイントが\3,000-分くらいあったから。 後は電源ケーブル。 IECコネクターのケーブル対応外形が最大10mmなので、モンスターなケーブルは使えない。 価格がモンスターなのも論外・・^^; 中でもPCOCC-A導体を使ったPA-22ってのに決定! 太さは10.6mmだし-Aってのが気になったから。 PCOCCってのは知ってるけど、それの改良版。 最近リリースされた素材で、PCOCCと比べ結晶構造に特徴を持たせ、 電子の流れをスムースにした物らしい。 新しいもの好きなバッカス、これに飛びついてしまった。 購入したのは秋葉原のオヤイデ。 長さは必要ないので、最小限の1mに。 メーター\2,200-くらいだった。 製作に入る前に、工具を揃える。 写真の一番上はケーブル・カッター。 ケーブル外形10mmとなると、ペンチやニッパーでは歯が立たない。 ケーブル・カッターなら、一発でスパッと綺麗な切り口で切断できる。 これが結構気持ちいい(笑)! おっと危ない遊びに走りそうだな ワイヤ・ストリッパーやニッパー、プラスドライバーの他に、電工ナイフも欠かせない。 太いシースを剥くにはこれが一番だ。 出来上がりが一番上の写真で、とぐろを巻いてるヤツ。 結構ゴツいな・・。 いや、巷で売ってる3mで\100,000-とかゆーモンスターに比べれば、大きさも可愛いもんだ。 そうそう、IECコネクターの4781BSR。 PA-22がなかなかクランプ出来なくて苦労した!! 0.6mm太いだけだったのに、無理やり押し込んだ感じだ。 そんくらいオマケしろよ~!って言いたくなってしまう。 8mmくらいが丁度良いんだろうな、この製品には。 導通チェックとメガーチェックをパスしたので、安心して使用できる。 おっと、メガーをパチるの忘れた(^^ゞ 早速5A6ヘッドフォン・アンプに繋げて聴いてみた。 静寂感が増して響きも綺麗になった感じだ。 でも、スケールは少し小さいかな・・。 音の出方はちょっと硬い気がする。 サックスやヴァイオリンの響きも丁寧に描写する感じだし、ヴォーカルも声に張りがある。 スケールと音の硬さは、エージングが進めばこなれて来るだろう。 奇をてらった素材や構造ではないので、音も割と素直だ。 暫くはこれをリファレンスにしてみるとしよう。 \8,000-くらいで中々の音質のケーブルができてしまうのなら、 自作ってのは有効なのかもしれない。 後ほどIECコネクターをupグレードして、高音質を狙う楽しみも残っているし。 この記事を読んで自作に興味が沸いた方、 テスターでの導通チェックと線間ショートの有無だけは、必ず確認しましょう!! 全部自己責任です。 オヤイデのHPに電源ケーブルやテーブルタップの製作記事が沢山載っているので、 そちらもかなり参考になります。 <後日談> エージング1週間もすれば、音も馴染んでくる。 硬さが取れ、艶やかさや伸びやかさが増してきた。 雄大なスケールとまでは行かないが、音像は大き過ぎず小さ過ぎずでバランスが良い。 変なキャラが無いから、安心して聴いていられる。 もし雄大なスケールを望むのなら・・。 コネクターには純銀ブレード採用の20Aクラス、ケーブルは5.5スケ以上で シースは超低誘電率タイプ、IECコネクターもモンスター級なら可かもしれない。 年内に813の3結シングル・アンプと300Bシングル・アンプの構想が上がっているので、 それ用に作成する日が来るかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 23, 2009 08:22:09 AM
コメント(0) | コメントを書く
[今日のお買い物] カテゴリの最新記事
|