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テーマ:暮らしを楽しむ(388209)
カテゴリ:今日のお買い物
5A6ヘッドフォン・アンプの出力トランスを買った春日無線で、5A6類似管が売っていた。
S2P20(CV4097)とゆ型番で、 SQ管となっている。 SQとは、SPECIAL QUALITYの略。 余談だが、PHILIPSやテレフンケンの真空管にもSQ管がある。 カートンにはデート・コードとCV4097の捺印があるだけで、S2P20とは書かれていない。 デート・コードはMAY 1987。 日本のバブル時代まで真空管なんぞ作ってたなんて、オドロキである。 メーカーはRAYTHEON(レイセオン)。 確か現在はミサイルやレーダーとか作ってる、アメリカの軍事メーカー大手。 パトリオット・ミサイルもRAYTHEONだったと思う。 電極、材質、マイカの形状や絶縁スリット、ゲッターの形やフィラメントのつり方どれを取っても、 手持ちの5A6とウリ二つである。 まぁ手持ちもRAYTHEONだからかな。 CVナンバーなのにMADE IN USA・・。 私は球の薀蓄は無いので何とも言えないが、OEMなのかな?? パラメータや規格、ピン接続まで同一だ。 ただデータ・シートには5A6は五極管とあって、CV4097はビーム四極管と書かれている。 後期の多極真空管は、五極管もビーム四極管も似た構造だから・・。 球のシルクが消えかかっているのは、ピン足矯正器で抜き差ししてたら薄くなっちまった^^; 結構アバウトなバッカスである。 他人に売るわけでもないし、自己消化するから良いか。 この球もSQ管名乗るだけあって、造りは非常に丁寧だ。 野戦の携帯型無線装置の送信部に使われていたらしい。 ヘルメット被った兵士がランドセルみたいなの背負って、 『司令部!!こちら○○!敵の激しい攻撃を受けている!!』 とか言ってる映画の場面を見た方もいるだろう。 そのランドセルみたいなのにこの真空管が使われていた。 戦争に使われるくらいだから、この真空管のデータ・シートにはやたらと衝撃や振動に対する 保証値が掲載されている。 まー自宅でヘッドフォンだから、衝撃もヘッタクレもないが頑丈なのは良いことだ♪ 頑丈に作られている真空管は、概ね明瞭度や分解能が高く、力強い音質の傾向がある。 まだ音を聴いていないので断言できないが、こういった想像を膨らませて楽しめるのも 真空管アンプの魅力の一つであろう。 この日は4本の在庫全部をお持ち帰りだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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