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テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
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組立て中の1626シングル・アンプであるが、
半導体ドライブ部の安定化電源の回路を変更することにした。 160V10μFのフィルム・コンデンサーが入手できず、電解コンデンサーに。 250Vのフィルコンは売っているのだが、憎たらしくなるほどデカい またぎゅうぎゅうになりそうなので却下。 この設計思想の安定化電源は、サブの6BQ5プッシュプル改修で投入するとしよう。 変更後の回路図↓ 変更前は固定抵抗器に高精度定電流を流し基準電圧を作っていたが、 電解コンデンサーはリーク電流があるのでこのテは使えない。 リーク電流は周囲温度によっても経年でも変わるので、安定化電源ではなくなってしまう。 温度補償型の基準電圧を作成し、無帰還型の安定化電源にした。 フィルターの位置も、制御トランジスターのベース直前に。 制御トランジスターはFET+バイポーラから、バイポーラのみのダーリントン接続にした。 電圧の利用率を高める為と、フィルタにフィルコンを使用しないからだ。 1626のヒーターには、40Vのヒーター・バイアスを掛けるようにした。 手元にあるRCA発表の1626データ・シートには、ヒーター・カソード間の絶縁耐圧が 記載されていない。 大東亜戦争時以前に開発された古いタマってのは、 ヒーター・カソード間耐圧って概念が薄いのかもしれないな・・。 固定バイアスでカソードには80Vの電圧が掛かるので、 半分の40Vをヒーター・バイアスとすることとした。 古いタマってのは、例え耐圧が記載されていても60Vとか非常に低い。 ここを手抜き工事すると、動作時に絶縁破壊が起きて管内スパークするので気を付けよう! 50Hzに対して十分低いインピーダンスとする為に、 ヒーター・バイアス用のパスコンは50V1000μFと超大容量とした。 一般的には100μF以下が多いだろうが、今回試しにやってる。 チョーク・コイルを取り付けようとしたが、10×3のアルミ角材では塩梅が悪い・・。 15~20×3が欲しいところ。 オマケにこないだジャンク屋で買ったケミコン・バンドのうち一つが背が高く、 他の部品と干渉してしまう。 ジャンク屋のオヤヂ、無作為にケミコン・バンドを袋から取り出していたからなぁ 背の高いバンドは端っこに使おうと思ったが、考えが甘かった。 これは手持ちの部品箱を漁ったら、35mm用の背の低いバンドがあったので間に合った。 取り付け穴の位置が合わないので、バンドを再加工するハメに・・。 角材やコンデンサー、安定化電源用の中耐圧トランジスターが丁度良いのが無いので、 仕方ないがアキバ・ダッシュだ。 今日中の完成は難しそうだな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 9, 2009 01:01:20 PM
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