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テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
真空管アンプは、NFB量やその掛け方、プレート電流で音が変わってきます。
先日に完成した6AK6ヘッドフォン兼パワーアンプは、 回路がシンプルなだけに定数変更は音の雰囲気にかなり効いてきますよ。 設計当初は、PG帰還とオーバーオールのNFBの併用でしたが、オーバーオールを掛けると 音楽がお行儀良くなり過ぎてしまいます。 JAZZの泥臭さやサックスの艶っぽさというのが、薄れてしまうんですよね。 試行錯誤の結果、PG帰還のみにしました。 カップリングコンでも音は変わりますが、エントリーモデルとの位置付けですので、 東信工業の赤いポリプロピレン・コンデンサです。 ニッセイのAPSが欲しかったのですが、廃版なのか千石でも扱わなくなってしまいました。 東信の赤いのは、華やかな音ですがうるさくは無く、非常に透明感がありますね。 ヴォーカルでサ行が強調されることは無いですし、コスパは非常に高いと思いますよ。 指月の黄色いポリプロですと、もう少し大人しくなります。 EROのMKCやMKTシリーズにしますと、更に音楽性と情報量が増しますが、 こちらはミドルクラス以上に採用するつもりです。 ヘッドフォンとスピーカーの切り替えは、背面の2極SWにて出来るようにしました。 フォンにすると、30オームの抵抗器がOPT二次側に並列接続され、 16~60オームのヘッドフォンに適合します。 フォンジャックにプラグを差し込むと、自動的にフォン側に切り替えられるジャックがありますが、 空気中にさらされる為接点の劣化が心配で、SWにした次第です。 日本開閉器製の銀接点使用SWですと、信頼性は更に高くなりますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 17, 2012 10:07:30 PM
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