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September 29, 2013
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先ずは、オーバーオールのNFB無しで特性を測ってみました。
ダミーロードは30Ω 5Wの無誘導抵抗器を接続し、合成負荷は10Ωです。

残留ノイズ(A補正あり):8μV

f特:15~65kHz(-3dB,10mW)

歪率(1mW):0.64%,100Hz
     :0.11%,1kHz
     :0.05%,10kHz
歪率(25mW):3.79%,100Hz
     :0.73%,1kHz
     :0.56%,10kHz

クロストーク:58.2dB,25mW 100Hz
      :71.6dB,25mW 1kHz
      :82.4dB,25mW 10kHz

利得:3.33倍

このパソコンにエクセルが入ってないので、数字データだけで失礼します。

f特は、予想以上にワイドレンジでした。
65kHzまで伸びているのなら、負帰還は軽めの3dBでも良さそうです。

100Hzの歪率が悪いですね。
2次負荷8ΩのOPTに、10Ω繋げているからかもしれません。
それか、まだまだ私の設計がヘボなのか?
通常での使用は1mWも出ない領域で使用しているので、及第点かな。

クロストークは半導体式シャント使ったので、これくらいは普通でしょう。
またもや100Hzの成績がイマイチで、60dBは行かなかったです。
出力段を同じシャントから電源供給したのが原因でしょう。
10kHzの成績が良いのは、左右chのドライバー段に0.3Hのチョークでデカップリングしたから??
それとも電源のパスコンにフィルムをパラったから?
シャントレギュレータの高域でのインピーダンスが、低いのかもしれません。

利得はやや高いので、NFBで2倍前後に整えるつもりです。
3dBの負帰還で仕上がり利得は2.3倍ほどですが、次はこのゲインで試聴と測定をしてみます。
2.3倍、ちょっとゲインが多いな・・。
残留ノイズは、私のヘッドフォンアンプとしてはいつも通りで、ハムは聞こえません。

10kHz 0.8Vp-pの矩形波応答です。


3S4 HPA 10-2 10kHz  0.8Vp-p.jpg


マイナーループで6dBほどのPG帰還を掛けているのですが、この帰還方法はアバレも出ずに素直な応答ですね。
10kHzでここまで綺麗なのは、滅多に遭遇しませんよ。
ドライバー段には出来るだけ電流を流し、歪が大きくならない程度に負荷抵抗値を下げたので、ミラー効果が少ないのでしょうね。
低い方も伸びているのは、やはりロフチン回路だからでしょう。

何度も恐縮です、今回のヘッドフォンアンプ↓

3S4 HPA-10-2 FRONT-1.jpg


無帰還で低歪に仕上げるとしたら、ドライバー段を差動回路にするのが有効です。
歪はいちだんと減るでしょう。
共通ドレインの定電流回路とマイナス電源が必要となるので、かなり複雑になりますが。
追試してみたい回路です。





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Last updated  October 3, 2013 10:41:07 PM
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