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テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
E180F 三結 単管ヘッドフォンアンプですが、バラックでの特性に満足したので詳細を詰めます。
今回必須なのが、『チョークインプット整流方式電源』。 整流ダイオードに常に電流が流れ、音楽信号に必要なエネルギーは、 チョーク後の大容量電解コンデンサから供給されます。 例えるなら、一杯に水を張ったお風呂から必要な水を出すイメージです。 それに対してコンデンサーインプット整流方式電源は、蛇口をひねって水を出すイメージですね。 どちらが瞬発力あるのかは、雲泥の差ですね。 実際スピーカーをドライブすると、ステージの充実度に違いを感じます。 チョークインプット整流の欠点は、入力チョークコイルに大きな交流が印加されるため、 漏洩磁束が大きくなること。 チョークによっては唸ること。 臨界電流以上流さないと、レギュレーションや整流電圧が、 コンデンサーインプット整流と同じになってしまうこと。 上記欠点は既にリリースされたアンプでクリアされているので、問題はありません。 唸りが発生しないチョークを使用しています。 漏洩磁束対策には、独自にショートリングを巻きました。 Epは使用する電解コンの耐圧の関係で、150Vを想定しています。 この電圧が得られるよう、高精度・超低雑音のカレントレギュレータとシャントレギュレータを組み合わせます。 これなら傍熱管+チョークインプット整流でも、高圧が発生しません。 GNDに流れる電流が一定なので、GUD電位がフラつかないのも利点です。 動作点は、 Ep=152V Ip=10mA Rk=200Ω Rl=7kΩ NFB=3dB 最終利得=1.0倍 の予定。 バラックでの確認と同じですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 10, 2014 03:50:14 PM
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