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テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
当方のバラックにはちょうど、春日無線の出力トランス『OUT-41-357』が装着されていたので、先ずはこれにE83Fを接続して、UL接続とK-NFBを同時に掛けた特性を測定ししました。
※実機でOUT-41-357を使う訳ではありません。 テスト回路↓ 結果は、f特で50kHz付近に+4dBの盛り上がりがあり、NG判定。 オーバーオールの負帰還を掛けると、発振する可能性が高いです。 ですが、出力トランス1次側に位相補正をかますと盛り上がりはほぼ無くなり、使えることを確認しました。 1.1kオームと390pFによる積分補正です。 ここで出力トランスを、春日無線のKA-5730に換えたところ、無補正でもピークは生じませんでした。 加えて低域は、25Hzくらいまで延びました。 やはり小型のトランス41-357ですと、高域特性が若干暴れるようですね。 補正ですが、390pFにはDC500V耐圧のディップマイカを使用しました。 補正用コンデンサですが、音質的には高品質なものを使用したいですね。 適正に補正を掛ければ、音質劣化は無いでしょう。 この結果だけで、OUT-41-357が音質的に劣っているとは言い切れないのが、オーディオの奥の深いところ。 E83F ロフチンアンプは、UL接続にK-NFB、PG帰還で内部抵抗を十分に下げ、仕上げにオーバーオールのNFBを用いる、当初の構想で行くこととします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 9, 2015 07:57:58 AM
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