Bacchus Antiques

お盆が近付くと、田舎への郷愁を感じるこの頃。
毎年のことですが、お墓参りに行きました。
天気予報によると、関東は曇りで雨が降りそうなのですが、
日本海側は嬉しいことに晴れの予報なのです。
父型のお墓は群馬の桐生で、母方のは新潟の柏崎。
青春18きっぷで、1日あれば十分回れる距離です。
ということで、数日前に購入した18切符で、お花とお線香、
デジカメを持ってお墓参りに行きました。
大宮駅を6時頃に出発し、桐生に着いたのは8時前。
徒歩10分ほどの所に、父型のお墓のあるお寺があります。

そのお寺には、百日紅が咲いていました。
雨が降りそうなお天気なので、色味がちょっと冴えなく見えます。





お線香とお花を供えて、手を合わせて後にしました。
次の電車に間に合わせるため、速足で桐生駅に戻ります。
桐生→新前橋→水上と向かいました。
今日は日曜なのですが、お天気が良くないせいか車内は空いてますね。
そして水上に着くころには、嬉しいことに陽が差して青空が見えます♪
水上発長岡行きの上越線はまだ時間があるので、途中下車してSL公園へ。
デゴイチが展示されているのですが、雨ざらしの為塗料が剥げてて寂しい。
これ、動態保存しないのかな？？





公園を一通り散策し、水上駅へ戻りました。
これから乗車する上越線をパチリ☆
一昔前のオレンジとグリーンの東海道カラーの車両に変わり、
のどかな田園地帯を走るには似つかわしくないモダンなデザインですね。





この電車、揺れが少なく非常に乗り心地が素晴らしい！
レールの敷設制度が高いのでしょう。
しかも湯沢から先はレールがロングレールなので、車内は凄く静かです。

清水トンネルを抜け新潟県に入ると、それはもう綺麗な青空が広がってます！
関東のどんよりとした曇り空とは、えれぇ違いに感激です！！
こっちに別荘を持とうかな・・。

途中、時東ぁみの若い頃の様なメチャ可愛い子が乗ってきて、
思わず見惚れてしまいました^^;
新潟は美人が多いですね(^^ゞ

終点の長岡の一つ手前、
宮内で下車し信越線の柏崎方面の電車に乗り換えます。
先ほどの可愛い子も私と同じ方面に行くようで、
思わず挨拶して田舎のことなどお話してしまいました。
私が新潟が日本で一番好きだと言うと、とても喜んだ笑顔が印象的でした。
彼女は私の目的地の少し手前の駅で下車するので、お互いにお別れを。
訊かなかったけど、カレシいるんだろうなー。

少し長いトンネルを抜けると、そこはもう目的地の長鳥駅。
澄み切った青空をバックに、駅舎をパチリ！





ここから心臓破りの峠を越え、集落の手前にある墓地に向かうのです。
母方のお墓はお寺には無く、集落の昔からある墓地なのです。
峠を越える頃は汗だく。
ですが山中なので、木陰はだいぶ涼しいです。
そして、夏を十分に感じさせる蝉の大合唱。
さいたまではまず味わえない雰囲気ですね。

やや早めに歩を進め、15分ほどでお墓に到着。
ご先祖様のお墓は10ほどあるのですが、全てにお線香を供えました。
お花はその中の一番大きなお墓に。
今年までのお礼を心の中でつぶやき、手を合わせました。
名残惜しいですが、お墓を後にしました。

集落側から、峠への山道をパチリ。





途中、今は誰も住んでいないおばあちゃんちに立ち寄りました。
豪雪地帯なので凄く頑丈に建てたと聞いていたのですが、佇まいは昔のまま。
立派な建物だけあって、放置しておくのは勿体ないなぁ。

ここでも名残惜しみつつ、帰路へ着きます。
今度は長鳥駅の一つ柏崎寄り、越後広田駅へと向かいます。
その距離4キロ強！
子供の頃は親戚と、よく歩いたもんです。
その前に、集落の入り口からパチリ。
あぁ、今年もこれで田舎とはお別れかぁ。





道中は田んぼが広がり、稲の香りの何と心地良いことか。
どこまでも広がる青空に、さまざまな蝉の鳴き声。
これぞ日本の田舎の光景ですね。

もう汗びっしょりになり、越後広田駅に到着しました。





乗る予定の電車の時刻まで20分ほどあるので、暫し休息。
シャツの裾をパンツから出してパタパタしちゃいましたよ^^;
ここは無人駅ですからね。

長岡駅で上越線の水上行きに乗り換えるのですが、長岡でお土産購入。
30分ほど乗り換え時間があるんですよね。
帰りは長岡→水上→高崎→大宮で、大宮には21時頃に着きます。
上越新幹線は早くて便利ですけど、殆どがトンネルでつまらん。
かといって、グリーン車ですら無料Wi-Fiは無いですからね。

高崎ではお弁当を購入し、グリーン車で夕食を頂きました。
そうこうしている内に、無事に帰宅できましたよ。
また来年もお墓参りできるよう、健康でいたいものです。

最後に新潟のお土産を。





おわり。