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テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
カテゴリ:ぼやき
先日、ハシモトトランスの出力トランスであるH-20-3.5Uを
購入した際に思う事。 ここのところ毎年、トランス類を値上げするところもあり、 真空管アンプはまさに贅沢品であり¥持ちの道楽です。 こんなんじゃ、若い人はついていけないでしょうね。 実際、真空管フェアに行くと若い人は殆ど見ません。 ですが出力5Wの出力トランスですと、¥2,500-ほどから買えます。 しかもコア材はオリエント。 5W定格のトランスに、最大出力5Wとなるアンプの設計はしないので、 出力は1~2Wが良いところでしょう。 1Wなんてちっぽけな出力と感じる方多いと思いますが、 組み合わせるスピーカーの能率が90dBあるとかなりの音量が得られます。 96dBもあれば、オーケストラを大音量で楽しめますよ。 真空管アンプを贅沢品とさせない打開策は、スピーカーの能率にあり! 10cmのフルレンジユニットで95dBあれば、 5Wのトランスに6V6の三結やUL接続で2Wで十分実用になるでしょう。 現行品の6V6GTなら、ペアで¥4,000-ほどですしね。 高能率のスピーカーシステムやユニットが多く出されれば、 真空管アンプは高嶺の花とはならないのじゃないでしょうか。 出力1Wの真空管アンプですと、電源規模は小さくて済みますし、 色々な真空管が使え選択肢が増えます。 フォステクスさんは、是非とも頑張って欲しいですね。 また、タンゴやタムラ、ハシモトのトランス以外をけなす人がいますけど、 そういった面も若い人が参入しにくい世界を作っていると思います。 タムラはNHKにトランスを納入していたりと品質はトップクラスですが、 それ以外のメーカーでも音楽性豊かで安いトランスはありますからね。 あと、敷居を高くしているのが雑誌の表紙(笑) 300Bや2A3、KT88のプッシュプルで真空管がズラリ! しかもトランスが上記3社のフラッグシップモデルだったりして、 こうじゃないとまともに音楽聴けないのかと感じさせるあたり。 で、300Bのアンプを製作しようとネットで調べたら、その法外な価格に挫折。 1本¥300-の真空管でも、設計・製作次第で音楽に酔えるんですけどね。 という訳で長々と書いてしまいましたが、近いうちに数百円で購入した、 EL81やPL36でシングルアンプを製作してみようと思います。 合せて、フォスのスピーカーユニットであるFE126Enで、 バックロードホーンのエンクロージャを調達します。 このユニットにバックロードですと、能率は95dBほどでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 2, 2017 11:09:02 PM
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