3242132 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Bacchus Antiques

Bacchus Antiques

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

Bacchus Antiques

Bacchus Antiques

Calendar

Category

カテゴリ未分類

(84)

登山・ハイキング・さんぽ

(145)

日常のちょっとした出来事

(173)

暮らしを豊かに☆

(337)

今日のお買い物

(204)

お店情報

(408)

アンティーク

(51)

紅茶・中国茶・台湾茶の部屋

(66)

天体

(4)

カメラと写真

(23)

イタリーの伊達好き☆

(22)

オトコの小物

(73)

電撃訪問!

(43)

家事の一工夫

(17)

ぼやき

(401)

オーディオ・アクセサリー

(20)

自作真空管アンプ

(372)

電子工作

(45)

自作真空管式ラジオ

(47)

疑問符

(12)

料理とのマリアージュ

(126)

本日の一杯

(106)

オリジナル・カクテルの創作

(22)

音楽とお酒

(5)

屋外で飲むお酒

(7)

お酒の旬な話題

(56)

お酒と健康

(22)

EL95 UL接続 シングルアンプ

(17)

E83F K-NFB ロフチン シングルアンプ

(18)

8JV8 K-NFB シングルアンプ

(36)

ECL84 UL接続 シングル・パワーアンプ

(14)

6AK6 UL接続シングル・パワーアンプ

(5)

6AK6 ヘッドフォンアンプ Bacchus Antiques

(11)

E88CC 真空管式ヘッドフォンアンプ

(5)

6AK5ヘッドフォンアンプ Bacchus Antiques

(22)

EF80 UL接続 ヘッドフォン兼パワーアンプ

(3)

E180F 三結シングル ヘッドフォンアンプ

(15)

6AN5WA シングル ビーム結ロフチンアンプ

(40)

6V6GT ビーム管接続 シングルアンプ

(18)

6W6GT 三結 カソフォロ出力 シングルアンプ

(23)

EL803 UL接続シングル モノラルアンプ

(7)

3B4 三結 シングルアンプ

(12)

EL91 三結ロフチン シングルアンプ

(12)

3S4 ロフチン ヘッドフォン・アンプ

(16)

真空管プリアンプ

(62)

半導体プリアンプ

(13)

6005W UL接続 ロフチン シングルアンプ

(3)

5847 ミニアンプ Bacchus Antiques

(11)

投資にまつわるお話

(18)

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

Headline News

Rakuten Card

Freepage List

January 19, 2020
XML
カテゴリ:真空管プリアンプ
出品用として製作中の6N23P 真空管式プリアンプの音量調整VRには、
音の鮮度が高く分解能もそれ程劣化しない、Linkman製を使ってます。
かれこれ10年以上のお付き合いじゃないでしょうか。
アルプス電気のRK27シリーズと比べ、遜色のない音質でしょう。
ただ唯一の欠点は、ユニット間のアンバランスが比較的多いこと。
半分近くはユニット間のアンバランスが±1dB弱あります。
このくらいのレベルだとステレオ再生した場合、
左右どちらかに音像が偏っているなと気付きますよ。

以前は検品でハネて、バランスの揃ったボリュームを製品に搭載してました。
ですが左右のバランスを揃えれば、
音質的にも製品としても全く問題ないのは事実。
廃棄なんてするのだったら、最初からアルプスのを使えばいい訳で。
そこでユニット間のアンバランスを補正すべく、固定抵抗器を並列接続します。
補正の目標は、ユニット間で0.2dB以内
先ずはいか程のアンバランスがあるのか、電池とテスターを使って確認。





上の写真で、両ユニット左右の端子間にNi-MH電池を接続し(両ユニットはパラ)、
端子左と端子中央の電圧をそれぞれ測定します。
あるポイントでユニット1の電圧が0.50V、ユニット2も0.50Vならバランスが
取れているということですね。
ところが、ユニット1が0.50Vでユニット2が0.55Vだと、
ステレオで使用した場合にユニット2の出力電圧が1dB弱高いことになる訳です。
この電圧測定を、ボリュームの位置9時から15時くらいまでの間、
4点ほど測定します。
9時から15時というのは、使用頻度が高い範囲だからです。
この確認作業で、被測定ボリュームが補正可能かを判断します。
9時の位置でユニット1に対してユニット2が-1dBほど、
12時の位置にしたら逆にユニット2が+1dBほどというのは、使用できません。
どう頑張っても補正のしようがないので、これを使うのは諦めましょう。
大体のボリュームは、9時の位置と12時の位置とで
偏差のベクトルが同じくらいというケースが殆どです。
これですと、補正してステレオアンプに組み込むことが可能ですよ。

では、補正抵抗値はどちらのユニットに何オーム並列接続すれば良いか?
4点測定してユニット1の電圧が、ユニット2よりも平均10%低いとしましょう。
ということは、ユニット1の中央端子と右端子間の抵抗値が高いということです。
ユニット1の両端抵抗値が50kオームだとしたら、
ユニット1の中央と右端子間に500kオームくらいの固定抵抗器を接続すれば、
アンバランスはほぼ解消されます。
左-中央の抵抗値と中央-右の抵抗値の比が、
固定抵抗器を中央-右に接続したことにより小さくなり、
左-中央間の電圧が上昇するというのが今回の補正の種明かしです。

実際には測定ポイント4点全てで偏差が1dBあるというのは稀で、
ある程度バラつくケースが殆どです。
その場合は補正抵抗器の値を何種類か用意して、妥協点を見付けましょう。

これから出品しますプリアンプの音量ボリュームに、
補正抵抗器を接続したのが上の写真になります。
使用した抵抗器は、日本のメーカーのもので信頼性の高いものですよ。

左右偏差を追い込んだ究極の形態が、
ロータリースイッチによるアッテネータというのは言うまでもありません。
オーディオに適した固定抵抗器をテスターで選別して偏差を無くし、
信頼性の高いロータリースイッチに組み込むのです。
この類のアッテネータの音を聴いてしまうと、後戻りは出来ないほど。
是非とも自作にチャレンジしてくださいね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  January 22, 2020 08:14:25 PM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X