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January 19, 2020
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カテゴリ:真空管プリアンプ
出品用として製作中の6N23P 真空管式プリアンプの音量調整VRには、
音の鮮度が高く分解能もそれ程劣化しない、Linkman製を使ってます。
かれこれ10年以上のお付き合いじゃないでしょうか。
アルプス電気のRK27シリーズと比べ、遜色のない音質でしょう。
ただ唯一の欠点は、ユニット間のアンバランスが比較的多いこと。
半分近くはユニット間のアンバランスが±1dB弱あります。
このくらいのレベルだとステレオ再生した場合、
左右どちらかに音像が偏っているなと気付きますよ。

以前は検品でハネて、バランスの揃ったボリュームを製品に搭載してました。
ですが左右のバランスを揃えれば、
音質的にも製品としても全く問題ないのは事実。
廃棄なんてするのだったら、最初からアルプスのを使えばいい訳で。
そこでユニット間のアンバランスを補正すべく、固定抵抗器を並列接続します。
補正の目標は、ユニット間で0.2dB以内
先ずはいか程のアンバランスがあるのか、電池とテスターを使って確認。





上の写真で、両ユニット左右の端子間にNi-MH電池を接続し(両ユニットはパラ)、
端子左と端子中央の電圧をそれぞれ測定します。
あるポイントでユニット1の電圧が0.50V、ユニット2も0.50Vならバランスが
取れているということですね。
ところが、ユニット1が0.50Vでユニット2が0.55Vだと、
ステレオで使用した場合にユニット2の出力電圧が1dB弱高いことになる訳です。
この電圧測定を、ボリュームの位置9時から15時くらいまでの間、
4点ほど測定します。
9時から15時というのは、使用頻度が高い範囲だからです。
この確認作業で、被測定ボリュームが補正可能かを判断します。
9時の位置でユニット1に対してユニット2が-1dBほど、
12時の位置にしたら逆にユニット2が+1dBほどというのは、使用できません。
どう頑張っても補正のしようがないので、これを使うのは諦めましょう。
大体のボリュームは、9時の位置と12時の位置とで
偏差のベクトルが同じくらいというケースが殆どです。
これですと、補正してステレオアンプに組み込むことが可能ですよ。

では、補正抵抗値はどちらのユニットに何オーム並列接続すれば良いか?
4点測定してユニット1の電圧が、ユニット2よりも平均10%低いとしましょう。
ということは、ユニット1の中央端子と右端子間の抵抗値が高いということです。
ユニット1の両端抵抗値が50kオームだとしたら、
ユニット1の中央と右端子間に500kオームくらいの固定抵抗器を接続すれば、
アンバランスはほぼ解消されます。
左-中央の抵抗値と中央-右の抵抗値の比が、
固定抵抗器を中央-右に接続したことにより小さくなり、
左-中央間の電圧が上昇するというのが今回の補正の種明かしです。

実際には測定ポイント4点全てで偏差が1dBあるというのは稀で、
ある程度バラつくケースが殆どです。
その場合は補正抵抗器の値を何種類か用意して、妥協点を見付けましょう。

これから出品しますプリアンプの音量ボリュームに、
補正抵抗器を接続したのが上の写真になります。
使用した抵抗器は、日本のメーカーのもので信頼性の高いものですよ。

左右偏差を追い込んだ究極の形態が、
ロータリースイッチによるアッテネータというのは言うまでもありません。
オーディオに適した固定抵抗器をテスターで選別して偏差を無くし、
信頼性の高いロータリースイッチに組み込むのです。
この類のアッテネータの音を聴いてしまうと、後戻りは出来ないほど。
是非とも自作にチャレンジしてくださいね。





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Last updated  January 22, 2020 08:14:25 PM
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