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テーマ:真空管アンプを作ろう!(897)
カテゴリ:真空管プリアンプ
真空管プリアンプで採用する、ローノイズの無帰還型安定化電源。
キモはローノイズツェナーの電圧を67Vに増幅する回路。 ツェナーとトランジスタの温度係数が打ち消しあうと、 周囲温度が変化しても67Vの電圧は変化しないはず。 データシート上ではそうなのだが、果たして現実は・・。 バラックで組んだ下の写真に、ドライヤーの温風を20cmの距離から当ててみた。 すると瞬く間に電圧が3Vも下がったぞ!! 何だよ、マイナスの温度係数じゃねーかっ! ツェナーの温度係数はプラスの0.6mVなんじゃないのか? そこで温度補償の小信号ダイオードを、 トランジスタによる増幅回路に組み込んだらプラス0.2V弱の上昇に。 これにエミッタフォロワの出力部を付ければ、ほぼゼロになる算段。 温度補償には、東芝製の信頼性の高いダイオードを採用。 データシートの見落としがあったのか?? やはり経験上、4.7Vツェナーの温度係数はゼロだった。 実機では増幅用トランジスタと温度補償ダイオードは、 エポキシ樹脂で合体させて熱結合させるつもり。 温度補償ダイオードは1000本あるから、相当数作れるな(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 4, 2020 10:46:54 PM
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