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テーマ:暮らしを楽しむ(387526)
カテゴリ:登山・ハイキング・さんぽ
刈田岳避難小屋泊は、寒さで殆ど眠れぬまま翌日を迎える。
携帯電話のアラーム設定の時刻前には、避難小屋撤収を始める。 備え付けの箒で、来た時以上に奇麗にして小屋を去ろう。 3:55、仙台方面は雲海が広がる。 日の出は未だ、朝焼けが幻想的だ。 朝食のカレーパンとメンチカツパンを、小屋の外で日の出を待ちながら頂く。 こちらは、これから向かう稜線。 4:15、仙台湾の雲間から日の出を迎える。 ズームで。 仙台市街は雲海が広がっているね。 さぁ、南蔵王縦走開始だ。 刈田岳避難小屋、たいへんお世話になりましたm(__)m どうも有難う! その前に、刈田嶺神社で一晩お世話になったお礼をしよう。 蔵王の馬の背が、モルゲンロートになりつつある。 すっかり日が昇る。 神社裏より、右手にレストハウス。 バイバイ、蔵王(^^)/~~~ 先ず目指すは刈田峠。 刈田嶺神社と刈田岳避難小屋の中間付近に、 蔵王ハイラインを横切るように下る登山道がある。 初めはやや藪。 このように道路を6回横断する。 下り終盤はひでぇ藪だ! 朝露でけっこう濡れてしまうよ。 下りなので、サバイバルナイフで藪漕ぎは危険。 手でかき分けながら進む。 道路に出て左右に数10m移動してまた下る箇所があるので、 そこは地図でよく確認しよう。 立派な登山口だ。 下山の硯石まで、11.5kmとある。 お~、ミツバツツジ。 序盤、登山道は整備されている。 チングルマの群落地だ! イワカガミも混じっているね、 近くで見ると梅の花に似ているね。 お花畑♪ 刈田岳を振り返る。 逆コースも絶景を楽しめそうだ。 刈田岳をズームで。 避難小屋と社がハッキリ確認できる。 5:11に刈田峠着。 左手に刈田峠避難小屋があるので、立ち寄ってみよう。 先の分岐から1分ほどで到着。 やや年季の入った小屋だが、中は奇麗。 岩室と違い、こちらはポカポカと暖かいよ。 トイレもある。 ここで用たし。 チップ入れは見当たらないなぁ。 有難うございますm(__)m 再び峠に復帰し、次の目的地である杉ヶ峰を目指す。 この子はオオカメノキだろう。 北国の山に春を告げる樹木なのだが、今咲くんだね。 登山道は洗堀され気味。 刈田岳はなだらかで優しい山容だね。 刈田峠避難小屋が見える。 仙台市街方面。 雲海がまだ広がっているね。 良いねぇ、岩登りだべ!(^^)! こちらは月山方面と記憶。 霞んでてビミョー。 あれが杉ヶ峰?! と地図を確認すると、前山とある。 ガクッ・・。 シャクナゲはまだ花期でないね。 あれが杉ヶ峰だろう。 展望が開け、気持ちの良い稜線だ。 こちらは飯豊連峰方面の記憶。 あやふやだが、やはり霞がかかり確認は難しい。 船形山方面。 前山、刈田岳、熊野岳。 ズームで。 レストハウスがはっきりと見えるね。 素晴らしい登山道だ♪ そうして、5:58杉ヶ峰に到着。 1時間弱の遅れだが、バスの時刻まで余裕がある。 それにしても広い山頂だなぁ。 硯石まで9.0kmとある。 この登山道は目的地までの距離があり、随分と親切だね。 かなり年季の入った三角点。 マジで良い眺めだなぁ☺ 下界は未だ雲海が広がっているよ。 ここでザックを下ろし、数分休憩しよう。 ゼリー飲料を半分飲み、背中の蒸れを逃す。 さぁ、次の目的地の屏風岳を目指すよ。 鞍部は湿原地帯だ。 広大なお花畑が広がる。 地図にもある通り、人気が高いの頷けるよ。 木道に木の階段と歩きやすいが、雨天時は滑りやすそうだ。 植生保護のため、ロープを超えないように。 今朝咲きました☆という雰囲気のチングルマ。 杉ヶ峰と屏風岳との間の、最低鞍部。 地図に1652とある。 振り返ってお釜がチラリ☆ 屛風岳への登り返しだ。 お~、シャクナゲが咲いているよ(^^♪ まさに見頃だ。 高度を上げると、再び杉ヶ峰、刈田岳、熊野岳の三兄弟。 後烏帽子岳への分岐。 遠刈田温泉に出られるルートだよ。 三兄弟とも、そろそろお別れだ(^^)/~~~ 不忘山への稜線。 7:11、屏風岳に到着。 ここも広い山頂だ。 1817mと、本日の登山で一番高い山。 厳密には北側に1825点がある。 硯石方面。 こちらは後烏帽子山。 ここでもザックを下ろし、数分の休憩だ。 展望は東側のみだが、付近に高い山が無いから開けているよ。 さぁ、本日の佳境、不忘山を目指そう!! 笹生い茂る登山道の先に、南屏風岳がチラリ。 みやぎ蔵王白石スキー場への分岐だ。 シャクナゲとハイマツ帯を進む。 左に不忘山現る。 再び天空の稜線歩きに。 アズマシャクナゲ、見事な先っぷりだよ♪ こちらは大朝日岳方面?? 不忘山、険しそうだぞ。 おっ、再びお釜だ! ツツジ好きの拙には堪らん(^^♪ 熊野岳が再び。 このコースは硯石から登るのがお勧めだ。 少し違う場所から、ズームで。 ハイマツ帯も気持ちの良い歩きだ。 この子はハクサンイチゲ! 葉っぱが春菊ぽいね。 蔵王も赤城山に劣らず裾野が長いね。 カメラに納まりきれんよ。 遠刈田温泉方面。 そこから白石蔵王駅へ、路線バスが走ってる。 7:51、南屏風岳に到着だよ。 標識は風化が進み、南屏風岳の文字がかすかに。 硯石まで5.5kmとあるから、南蔵王登山口から半分近い場所だ。 ここも広々としており、休憩適地。 再び熊野岳が臨めるしね。 ザックを下ろし、数分の休憩だ。 吾妻連峰方面なのだが、こちらも霞んでいる。 一面ハイマツ。 さぁ、本日最後の山、不忘山に向かうよ。 登山道脇に、ミヤマキンバイだ。 山で必ず会えると、拙が持っている本にあるよ。 ズームで。 葉がイチゴのに似ているね。 この辺りは北風が強いのだろう。 屏風岳方面。 南屛風岳からの下りはイヤらしい。 ザレの急坂で、このルート最大の難所だ! トレランシューズのグリップ力を最大限発揮させ、慎重に下ろう。 ザレのトラバース気味な箇所も。 無事に通過し、振り返る。 手作りの山頂標識。 うっすらと『アイハギの峰』とあり、地図では1732ポイントだろう。 ここからの眺めも申し分ない! 下り始めて直ぐ、今度はクサリだ。 ここも慎重に。 ロープもある。 右の沢に転げ落ちないよう・・。 このルートは高山植物の宝庫だね♪ 稜線も奇麗だ。 不忘山はすぐだ! この眺め、硫黄岳から赤岳を臨むのに似てない?? 振り返って南屏風岳。 不忘山最後の悪あがきだ(笑) こちら側(東側)からは、まさに壁もしくは屏風の様。 8:38、漸く不忘山のピークに立つ。 地図にある通り、360度の大展望だ!! 秋晴れの日なぞ、吾妻連峰が圧巻の姿で見られるだろう。 ここでもザックを下ろし、暫し絶景を満喫しよう☆ 標識の奥、長老湖の近くのバス停まで行くんだ。 長老湖をズームで。 南側は遮る物が無いので、高度感は抜群だ。 立派なケルンだ。 三角点。 仙台方面は、奇妙な形の雲。 山頂をウロウロしながら、ゼリー飲料の残りを飲み切る。 お饅頭1つが残っているから、それも頂こう。 背中の蒸れも引き、さぁ下山するよ。 転落は下山中が多いから、気を引き締めて進まないとね。 ガレっぽく、眺望に気を取られてコケないよう・・。 カエル岩の名の付く奇岩。 カエルっぽい?かな?? すぐ傍には、不忘の碑。 1945年3月10日、米軍の爆撃機B29 3機が悪天候などによりこの付近に墜落。 34人の搭乗員の慰霊と平和を願い建立された。 この碑は麓にもあるようだ。 まだまだザレ場は続く。 振り返ると、中々の荒涼としたルートだ。 灌木帯に入りつつある。 森林限界とはサヨナラだ。 まだまだザレが続き、気が抜けない。 このルートは分かりにくい。 ペンキマークも見当たらないし。 踏み跡はしっかりとある。 だいぶ高度を下げたね。 いよいよ樹林帯に突入。 登山も終盤だ。 新緑が映えて鮮やかだ♪ こういった単調な登山道では、 ラジオがあると思いの外時間が経つのが早い。 無事に登山口に着いたよ!(^^)! ただ今10:40。 予定より40分遅れに短縮。 さぁ、長老公民館バス停まで40分ほど歩くよ。 バスは12:15発だから、余裕だべ。 硯石の交差点。 下界は暑く、その石を探す気力が起きない💦 不忘山を見上げる。 公民館のバス停に着いたよ。 ただ今11:10だから、バスの時刻まで1時間以上あるよ。 公民館だから自販機くらいあるだろうとの予想は、見事に打ち砕かれる。 ここで水道を頂き、しっかりと水分補給しよう。 ソフトフラスクも奇麗に洗って、お茶用に汲んでいこう。 非常用にカレーパンが2個残してあるので、それも頂く。 バスが来るまでしっかりストレッチしたり、 登山地図を見て山行を振り返ったり。 肝心のラジオは電波が弱く、雑音が多い・・。 やっとこさバスが到着だ。 乗車時に下りる場所を言うのが、この町営バスのルールみたい。 七ヶ宿のファミマで白石駅に停まるバスに乗り換えるのだが、 そのバスまで少しの時間がある。 ファミマでお昼を簡単に済ませよう。 JR白石駅からは、のんびり各駅停車で大宮に向かう。 東北新幹線は那須あたりまでトンネルが多く、景色を楽しめないからね。 コンビニでビールを2本買い、非常食のミックスナッツを頂く。 夜には無事、帰宅だ。 おわり お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 15, 2024 03:46:25 PM
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