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時間って、長く感じたり逆に短く感じたりしますよね？

では、どんな時に時間を長く感じますか？


人によって違うと思いますが、朝早く起きた時とか長く感じると思います。


だけど一番多いのは、やはりお金のない時ではないでしょうか？


お金のない時って、早くお金が欲しいと気持ちばかりが焦って、時間はなかなか経たないものだと思います。

この長い時間を皆さんはどう使ってらっしゃいますか？


本当は、この長い時間こそが最大の財産です。

この素晴らしい財産を有効利用することが、お金を増やす一つの方法だと俺は思います。




俺の祖父は、戦前に生まれた。

戦後は生活の貧しさから犯罪の道に走り、大麻や注射の覚せい剤を売りさばいてお金を稼いでいた。

しかし、そんな生活が続くわけもなく、あっさり捕まってしまった。

服役後、年は３０代後半だったらしい。

この時、お金が全く無かったらしい。

自分の弟はごみ収集の会社を立ちあげ、地盤が固まってきた頃だった。

だが、弟にこれ以上の恥は見せられるまいと祖父は弟の援助は全く受けなかったという。


お金が無い以上、今でいうホームレスになった。

この時、昔の薬の客に薬を勧められた事があったそうだ。

しかし、売り手だった祖父は見向きもせず、ただひたすら考えたそうだ。

健全に生き、なおかつお金が入る方法を。


お金が本当に無い時というのは、真剣にお金について考えお金への執着がすごいらしい。

お金に限らず、このような時にしか新しいアイデアは生まれないと祖父は言う。


考えた挙句、導き出した答えは鉄筋工業会社の設立だった。

自分は、器用ではない、だから宮大工のような仕事は向いていない。

しかし、簡単な製図を引く事ぐらいはできる。

そして、始まった会社設立。

昔の売り手仲間は、みんな完全に足を洗って、祖父の元に集まった。


それからというもの、業績は伸び続けていき徳島の鉄筋会社の中ではトップに立った。


それから数十年経って、立ち上げ当時のメンバー含め、みんな文字通り“お金持ち”になった。

決して、裕福ではない。

しかし、老後孫にお小遣いをやったり、趣味に生きていくだけのお金はあった。

祖父は、


「豪邸に住むのがお金持ちではない、小さいな幸せを味わうだけのお金があるのならば、それでお金持ちだ。」


そう言っていた。

息子に小遣いをやっても、遺産を残す事は息子のためではないと、もう会社は畳んだ祖父。

俺の父に当たる、祖父の息子も祖父とほぼ同じ生き方をしていた。

思想家の父は、お金のためではなく自分の生き方・考え方についてお金のない時間を過ごしてきたと言うが、父も喫茶店経営に成功し、“小さな幸せ”を掴んだ。

やはり、父もお金ができると店を畳んで、今は小遣い程度に喫茶時代に培った腕でコックのアルバイトをしているだけだ。


今回の話は身内の話だったわけですが、時間をうまく使うのは、成功するためには絶対必要なものだと思います。

時間が長く感じられる時こそ、自分へのチャンスです。


そのチャンスを掴むかどうかはあなた次第。

人生このままでは終われないのなら、考えましょう。

必死ですれば見つかるはずです。

自分のゴールが１００ならば「１００を目指して０にしない」ようにしながら自分なりに考えて、やって行けば必ず成功への道は開かれます。

一度ダメでもやり直しは利きます。


お金が欲しいと思わなくても、時間に余裕がある時は何でもいいので、何か考えて見てはいかがでしょうか？



では、また明日！！！